決して売らない質素な投資家、ロナルド・ジェームズ・リード
2014年、92歳で亡くなった時の総資産が800万ドル(およそ9億円)だった清掃員のパートさん。ロナルド・ジェームズ・リード。
リードの生活様式は非常に質素で、見た目は決して裕福に見えず、彼の富を知る人はほとんどいませんでした。
そんな彼がなぜ億万長者になったのか。
そして亡くなるまで倹約を続けた彼の人生は幸せだったのか?
今回は彼の人生を記事にまとめてみました。
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どうやって巨万の富を築いたのか。
仕事はガソリンスタンドの店員を25年、パート清掃員を17年勤めあげました。収入は決して高くなかったようです。
彼の投資スタンスはシンプルで
・倹約して貯蓄して投資を続けた。
・先行きのわからないグロース株などは買わず、自分が理解できるバリュー株メインだった。
・購入した株は、決して売らなかった。
・配当は再投資に回した。
・上記を37歳から92歳まで。55年間繰り返し、複利のパワーを受け続けた。
模範のような投資スタンスで、貯蓄して堅実な銘柄に投資し、ギャンブルはせず資産を増やし続けました。
その結果が800万ドルもの大金となりました。
そのお金の使い道は?
彼は自分の富を秘密にし続け、2014年に亡くなった時に資産の殆どを寄付や贈与に使いました。彼の遺産は、彼の死後に地元の病院や図書館に寄付され、多くの人々に利益をもたらしました。
主な用途は以下になります。
・義理の子供達:200万ドル
・ブラトルボロ記念病院:480万ドル
・ブルックス記念図書館:120万ドル
普通に考えれば、本当にすごい人です。他人の利益のために、自分が頑張って貯蓄して育て、増やしててきた資産を使うなんて。
彼を模範にしたい。そうすれば資産が増えるはず。
でもここで一つ疑問が残ります。
巨万の富を自分のために全然使わずに、幸せだったの?
普通であれば、それだけの資産があれば
・今の仕事をやめて、もっと楽しいことがしたい。
・もう少し生活レベルをあげてみたい。
・もっといいところに住みたい。
なんて思い、自分の為にも使いそうなものです。
彼はお金を全然使わず、増やし続けるだけの人生で、最後は全て他人にその資産をささげる。
少しも贅沢しないそのような人生で、幸せだったのでしょうか?
価値観は人それぞれ
リードの人生が幸せだったかどうかについては、彼が質素な生活を望み、自分の価値観に従って生きたこと、そして死後に地域社会に大きな影響を与えたことを考えると、彼は自分なりの幸福を見出していたと考えることができます。
しかし、彼の人生についての具体的な詳細や彼自身の幸福に対する感じ方については、公にはあまり知られていません。幸福は個人の捉え方、感じ方で変わる感情であり、外部から見て判断することは難しいため、リードがどのように感じていたかを今となっては確かめることはできません。
彼が価値を置いたものは、物質的な豊かさよりも、シンプルで社会に貢献する生活だったのではないでしょうか。それに基づいて生活していたことを考えると、彼なりの幸せを感じていた可能性は高いとおもいます。
まとめ:人格者だから億万長者になれる。
リードは素晴らしい人だったのは間違いありません。お金の増やし方も堅実だし、その資産のすべてを寄付して他人のために貢献する。
投資の神様、ウォーレン・バフェットとも共通点が見られます。バフェットも莫大な資産を自分のために使わず倹約し、質素な生活を続けてますよね。
他人の幸せを重視し、そのことに喜びを感じられるお金持ちとは、このような人たちの事を言うのかもしれません。
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