顧客体験の為には大赤字でも値下げする。
Amazon創業者、ジェフ・ベゾス。一代でAmazonを超巨大企業に育てたその経営手腕には、いたるところに学ぶべきところがあります。
今回はジェフ・ベゾスがなぜAmazonをここまで成長させた名経営者なのか。今回の記事は、顧客至上主義と長期的な利益を追求する考え方がなぜ大事なのか、記事にまとめました。
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ITバブルで経営難に・・
2000年に起こったITバブル。
この時期に経営難に陥った企業は多く、たくさんの企業が倒産しました。
Amazonも資金繰りに困窮し、苦しい時期になりました。
利益がなくなり、どうしようもなくなった場合、一般的な企業は値上げによって利益を確保します。
しかしジェフベゾスは普通の経営者ではありませんでした。
「値上げは顧客体験を低下させる。」
という信念のもと、値上げを中止しました。
現状価格の維持、さらには値下げできるようにすることで、顧客体験を向上させ、Amazonのファンを増やす事につながる。
そのためには「品ぞろえを豊富にさせ、価格を安くする。」
という戦略を取りました。
そしてそれこそが、長期的な利益につながると考えていました。
新たに立ち上げた、「マーケットプレイス」
Amazonのマーケットプレイスは、Amazonが提供するオンラインの販売プラットフォームで、様々な出品者(サードパーティー)が自分の商品をAmazonのサイト上で販売できるようにするサービスです。このマーケットプレイスを利用することで、小規模な個人の出品者から大規模な企業まで、幅広い販売者がAmazonの巨大な顧客基盤にアクセスし、商品を販売することが可能になります。
この戦略によって、今までAmazonが直接モノを仕入れることが出来なかった業者の商品を、サードパーティーを介して購入してAmazonで販売することが出来るようになり、品ぞろえを豊富にすることに加え、価格を維持して利用客を増やす。この戦略は見事に成功しました。
根底にあるのは顧客至上主義
お客さんのため事業を続ければ、短期的な利益を取れないが、長期的な利益になる。
そのことが企業を持続的に成長させ利益を反映させていく事につながることを、ベゾスは理解していました。
ITバブル時に続々と倒産していく企業を見ていて、大赤字の中でも値上げをしない。徹底的な効率化、戦略を考えてコストダウンを出来るように考えて、それを可能にする。
この英断の連続が、いまの素晴らしい企業、Amazonを作り上げていったのです。
長期的な視点に立てる経営者がいる企業は、短期的な利益を追求する企業より、確実に伸びていくのでしょう。
今回の記事では、顧客至上主義と長期視点の重要性を紹介させていただきました。
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