利益を得るために理解した上でリスクをとること。
投資でリスクとリターンは切り離せない関係です。
リスクを意識する上で必要なことは、
①リスクを理解する
②リスクを認識する。
③リスクをコントロールする。
この3つの段階を理解することで、リターンを得ることができます。
「①リスクを理解する」と「②リスクを認識する」については過去の記事に書きましたので、ご参照下さい。
今回は「③リスクをコントロールする」ことについて書きたいと思います。
ハワード・マークス氏の名著「投資でいちばん大切な20の教え」を参考にしています。
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優れた投資家は、すぐれたリターンを得る能力と同じくらい、リスクをコントロールする能力を持っている。
投資で高いリターンを上げた人は、新聞にのったり、インターネット上でも有名になっていますが、逆にリスクコントロールをしっかりして、損失を大きく減らしても、有名になることはありません。相場が良い時期には特にそうです。
しかし、リターンに対して水準より低いリスクをとれる人こそ、本当に価値のある、優れた投資家と考えられます。
なぜならば高いリスクを取って、高いリターンを得たとしてもそれは当たり前であり、能力とは別に、運の要素でたまたま当たった可能性もある。それを長期的に達成できていれば話は別です。投資の達人、ウォーレンバフェット、ピーターリンチなどは高いリターンを上げるだけでなく、破滅するような巨額な損失を出し、市場から消えること無く、何十年も安定した成績を上げています。
このように長期的に成功するには、優れたリターンを上げることよりも、少ないリスクでそこそこのリターンを上げられる方が長期的に利益を出し続けらる、価値のある優秀な投資家で有ると考えられるのです。しかし他の投資家よりも、低いリスクで同じリターンを達成するのは素晴らしい偉業なのですが、たいていはひと目につかず、評価されていません。悪い時期にならないと、わからないからです。
利益を得るためにリスクを理解し、リスクコントロールをする
投資におけるリスクコントロールの必要事項を3つあげます。
①リスクを理解し、認識する。
詳細は過去記事「リスクを理解する」「リスクを認識する」をご参照ください。
②投資を実行する時は、必ずリスクへの見返りを遥かに上回るリターンが期待できると確信した場合に限る。
そのためには資産の本質的な価値と、価格の関係に目を向けておくことです。
本質的価値の詳細については過去記事、下記のリンク先を参照して下さい。
③危機時に、株式などと逆の動きをする資産をポートフォリオに入れ、損失を減らす。
アメリカ国債や現金、ゴールドなどの安全資産を必ず入れて資産を分散しておくことです。同じ動きをする資産のみでポートフォリオを固めると、危機時に破滅する可能性があります。
※ここで注意したいのは、リスクコントロールとリスク回避は同じことではありません。全てのリスクを回避する事は誰でもでき、永遠にリターンを得ることはできないからです。
まとめ
リスクコントロールとは、
しかるべきとき
しかるべき資産について
しかるべき価格で
リスクを取る
ことです。
長期的に成功するには、やみくもにリスクを取ることではなく、リスクをコントロールすることです。
好況時に大きなリターンを上げることよりも、リスクコントロールで危機時に損失を減らす事こそが、投資家として生きていくために本当に必要なことなのです。
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