銅の価格はこの1年で、4~5割上昇しています。この上がり方は何か原因があるはずです。
銅の価格が上昇している理由を調べてみました。
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目次
銅とはなにか。何に使われているのか。
銅は金属の中でも特に優れた熱伝導性と導電性を持ちます。 その特性から熱交換器や電子機器の材料として多用され、今やエアコン、冷蔵庫、パソコン、携帯電話、電線、電子部品。車の部品 電線に広く使われています。
直近の銅価格は最高値を更新しています。コロナショックの昨年3月には景気が低迷して物が売れなくなり、需要が減ると飲み込みで下落しましたが、現在にかけて2倍以上の価格に暴騰しています。
予想の多くはこれからの銅価格はこの先どんどんあがっていくと考えられています。
銅価格が上がる理由
基本的に、銅価格はは世界指標の先行きを見越して値段が反映されます。
企業の活動が活発化 → 銅の消費量が増えて、銅価格が上がる。 → 株価が上がる。
というのが今までのセオリーでした。
しかし、銅を取り巻く環境は、近年激変していると言われます。
中国の影響が銅価格を決定する。
2000年代から急成長を始めた中国。それ移行、中国は銅の大量消費国となり、中国経済の動向が銅の消費量に大きな影響を与えます。中国はいまや世界の銅の消費の半分を占めているのです。コロナショックから回復を始めた世界経済によって、また銅の消費量が増え始め、銅価格が上がっています。

去年の3月は、1トンあたり4300ドルで推移していましたが、直近で1万ドルを超えることもありました。
しかもコロナショックの前以上に銅価格が上がっています。他に新たな要因が追加されました。
さらに銅価格が上がり続ける理由。脱炭素で需要増。
近年、世界で脱炭素化(CO2排出削減)の動きが加速しています。脱炭素化とは、地球温暖化の大きな要因となっている、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの排出を抑えようという運動です。この脱炭素化によって、銅の需要がさらに増える結果になりました。
脱炭素化で需要が増える代表的なものは以下になります。ク
①太陽光発電
②風力発電
③水力発電
④電気自動車
⑤充電設備
などの発電機、モーター、ワイヤーハーネスに多く使われます。
脱炭素化が進めば進むほど、銅の需要が伸びていきます。
これらの要因から、3年後の2025年には1.5倍の価格に上昇すると予測されています。
銅の消費量は、現在の100万トンから、2030年には540万トン、2020年比440万トン増える。約5倍も増える見込みなのです。
暴騰つづける銅の価格。各企業の対応は?
銅を使う製造業は、この銅価格の高騰によって、コスト増になることは容易に想像されます。特にものづくりの製造業にとっては死活問題になりかねません。一部の企業ではすでに動き始めています。
ダイキン工業は2024年までに、主力エアコンの世界の銅使用量9万トン/年か4万5000トンに半減させると目標を立てています。
エアコンの熱交換器に使われる銅を、アルミニウムに変更するとのことです。アルミニウムのコストは銅の1/3~1/5の価格であり、多く使う部品には大きなメリットを得ることが出来ます。特に販売台数が多い機種をターゲットに検討に入っています。他にも、富士通ゼネラル、三菱電機も素材・使用量の変更の検討に入っています。
まとめ
中国の経済状況、さらに世界的な脱炭素化の動きでここまで銅の価格が上がっているのですね。投資商品としての銅もあります。確実に買いが増えていることでしょう。確実に需要がふえていく銅。銅に変わる代替品が出てこない限り、価格も確実に高くなっていくことでしょう。十数年先を見据えるのならば、今は銅に投資のチャンスなのかも知れません。
投資は、世界の動きを見て何に需要があるか、見極める事ができれば利益を上げることが出来ます。
投資商品としても価格が上がっていく銅。数年~数十年先を見越して、今から少し持っておくのも良いのかも知れません。
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