群衆の暴走に巻き込まれる心理。利益に群がる強欲。

周りの人や他人の言う事を理解しないで買ってはいけない。

 

投資家が損をする理由の一つが、人から聞いたから、おすすめされたから買ってみた。その後暴落して売却した。

という事が多い。

人がおすすめするものが、なぜ危険なのか。

人間の群集心理から紐解いてみました。

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群集心理の危険性

人がおすすめするものは、群集心理が働いている可能性があります。

その心理を紐解いてみます。

群集心理の危険性その1 社会的証明(Social Proof)

人は他人が正しいと信じていることを自分も正しいと判断しがちです。特に、多くの人が同じ行動をとっている場合、その行動が正しいという強い信念を持ちます。投資において、多くの人がある資産に投資していると、それが「賢い選択」であるかのように感じ、同じ選択をすることになります。

 

群集心理の危険性その2 情報のカスケード(Information Cascades)

:特定の行動や選択が連鎖的に人から人へ伝わる現象です。最初の数人がある行動を取ると、後から来る人々はその行動を情報として利用し、自分自身の分析や判断よりも、既に形成されたパターンに従うことを選びます。

 

群集心理の危険性その3 恐怖と強欲

投資における大きな動機は恐怖と強欲です。人々は他人が大きな利益を得ているのを見て、取り残されることへの恐怖や同じように利益を得たいという強欲から、群衆に追従する行動を取ります。

 

群衆心理の危険性その4 FOMO(見逃し恐怖症)

「他人が投資して利益を得ているのを見逃したくない」という感情も強く作用します。他人が推奨する投資先に飛びつくことで、大きな利益を得られるかもしれないという希望に駆られます。

 

以上のような心理があり、我々投資家は、同じ銘柄を買ったり、売ったりすることになりやすいのです。これらの心理を理解しておきましょう。

 

まとめ

群集心理に巻き込まれて多数の人々が同じ行動をした結果、どうなるのか?

その結果は株価の暴騰を招きます。

高PERのグロース株などが典型的です。

直近値上がりが凄まじいのは、

ビットコイン

NVIDIA

FANG+

など、長期的にあり得ない程の成長を見せてくれています。

これが群集心理の結果によるもので、本来の価値以上に割高なのか。

いやいや、本質的な価値はまだまだ上にあるのか。

群集心理で上がっているのなら、こんなに危険な事はありません。

大多数の人が買った後に、買い手がいなくなった資産はどうなるのか。

その後の暴落は、明らかです。

数年前に同じ状況にあったテスラの株価が現在どうなったのか。

群集心理が逆に働き、一気に皆が逃げ出すことになれば、暴落がスタートし、適正価格に落ち着きます。

基本的に群集心理は、様々なものに、大きな変動をもたらすのモノです。

投資家は群集心理というものを知っておくべきだと思います。

逆に、皆が売っているもは何か?

皆が売っていて、価格が実力以上に下がっているものを探すべきです。

群集心理を理解しておき、群衆の動きを逆手にとれば、爆益を得ることが出来るかもしれないのです。

今回の記事の参考書籍:

投資で大切な20の教え

ウォール街のランダムウォーカー

市場サイクルを極める