非行少年だったウォレーレン・バフェットを救った本 「人を動かす」




投資の神様ウォーレン・バフェットは中学生のころ、非行に走っていた。小さいころから慣れ親しんだオハマから、ワシントンに引っ越し環境が一変。ほどなくして素行が悪くなりました。一九四四年、中学生の頃には立派な非行少年になっていました。

「ワシントンに引っ越してから八年生か九年生のころに反社会的になった。悪い連中と付き合い、やってはならないことをいろいろやった。反抗していただけだ。幸せではなかったんだ。」

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非行少年バフェット

 

バフェット少年はその年頃の生徒がよくやるような悪さをしていました。

スポーツ用品売り場では、ゴルフバック、ゴルフクラブをそのまま抱えて出ていく。万引きし放題でした。ゴルフボールは何百個と盗んだ。捕まらなかったのが不思議だと後に回想しています。

そして成績もその当時の自分の不満を表していました。

成績:全学期C 国語はC,D,D 自立心、精励、礼儀はすべてX

「私は鼻つまみ者」だったとバフェットは言います。

バフェット少年は本当は他人とうまくやりたいと願っていました。議論に強く、ひねくれた立場とるのが得意でしたし、電光石火の反論や意地悪さは、おなじ立場の仲間に好かれるという目標の妨げになりました。これまでのバフェットの努力は相反する結果になってしまっていました。大人には好かれるが、教師には嫌われる。仲間とはぎくしゃくするが、親友は何人かはこしらえる。なんとかして人に好かれたいと思い、個人的に攻撃されたくないと願っていました。

そしてバフェットはある感銘を受けた本の実践に、努力を注ぐようになりました。




人を動かす :デール・カーネギー著

人を動かす、はデール・カーネギーの著書。1937年発売であり、いまなお名著として世界中に語り継がれる本です。バフェットにとって特別な本でした。祖父の家の本棚にあった書物のうちの一冊です。

いろいろなことをするには、友達を作ることが必要なのはわかっていたし、他人に影響力をもちたいとも思っていました。

本を開いて1ページ目から引き込まれたといいます。

「蜂蜜を採りたければ蜂の巣を蹴ってひっくり返してはいけない。」

他人を批判しても実りはない、とカーネギーは説いていました。

原則その1 批判、避難、苦情は禁物

批判はお手の物だったバフェットには衝撃的な内容でした。

批判は相手を防御的にする。そして、あいては自分を正当化しようと必死になる。それが危険なのは相手は大事な自尊心を傷つけられ、価値を貶められ、恨むからだ。対決を避けるべきだとカーネギーは説いていました。

他にも

だれしも注目され、褒められたい。批判されたくない。

言い争いに勝つには、それを避けるしかない。

自分が間違っていた場合には、即座にはっきりとそれを認める。

直接命令を下すのではなく、質問をする。

やる気を出させるために期待をかける。

他人の間違いは遠回しに注意する。相手の面子をつぶさないようにする。

 

バフェットは実践しました。基本的なことから試していきました。

実践してみると、中学生の頃はこのルールを無視してうまくやっていけなかったことを思い出す。

高校からは、他人との出会いの際にルールを試し続けました。高校では友人も増え、学校のゴルフチームにも入って、人気があるといえないまでも、あまり害のない人間になれました。

デール・カーネギーの教えはバフェット少年の持ち前の機知を研ぎ澄ませ、説得力を高め、生まれながらのセールスマンの才能が磨かれていきました。

人とうまくやれるようになったバフェット少年には、ビジネス面でも非常に大きな効果をもたらしたのです。




ピンボールマシンでの儲け

やがて高校の最終学歴、17歳のころ、新しいアイデアがあった。

1000ドル儲ける1000の方法(過去記事参照)

バフェット少年、複利への気付き。「1000ドルを儲ける1000の方法」

で書かれていた体重計の話を、ピンボールマシンで実践することでした。

古いピンボールマシンを25ドルで買う。理髪店に設置し、待ちのお客さんに遊んでもらう。それで共同経営できる。理髪店の店主に話を持ち掛ける。1プレイ5セント。理髪店の店主との取り分は折半にする。

最初の夜に4ドルもマシンに入っていた。店主は喜び、ピンボールマシンはそのまま置かれることになった。そして25ドルたまるともう一台かえる。ほどなくして、町中の理髪店にピンボールマシンが置かれる。7~8台になると、資本主義の驚異的な働きを知ることになる。お金がどんどんお金を生み出していくのです。




まとめ

お金を儲けるにはビジネスセンスはもちろん大事ですが、もう一つの重要な要素は、ビジネス相手を見つけ、仲間にすることができる能力です。ビジネスパートナーはいないよりいたほうがいい。ピンボールマシンもアイデアは素晴らしいですが、設置してもらう場所が必要です。理髪店とうまくやり、バフェットは複利の力で大儲けしたのでした。

バフェットはそのころちょっとした財産をすでに築いています。新聞配達や、副業、ビジネスなどで合計現金5000ドル。当時の5000ドルは2007年時点で5万3000ドルにもなるのです。いまの10倍の価値ですね。日本円で580万円くらいでしょうか。高校3年生の時点で持っていたことになります。雪玉も相当大きくなり始めています。バフェットはそれだけの金を儲けてもなお、雪の玉を転がし続けるつもりでした。

 

参考書籍

今回の記事は、以下の書籍から引用させていただいています。

スノーボール (上) ウォーレン・バフェット伝

スノーボール〈中〉ウォーレン・バフェット伝

スノーボール〈下〉ウォーレン・バフェット伝

 

記事で紹介された本

 

人を動かす

バフェットも影響を受けた名著。その名の通り、人を動かす本質について書かれています。なぜ自分の思った通り動いてくれないのか。悩んだときはぜひ読んでみてください。

 




 

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