今、サイクルのどこにいるかを感じとり、しかるべき時に備え事前に対処しておく。
~この先どうなるかは知る由もないかもしれないが、今どこにいるかについてはよく知っておくべきだ。~(オークツリー創業者 ハワードマークス~ 投資でいちばん大切な20の事より)
今回は、「今、市場サイクルの何処にいるかを知ることが重要」な理由についてまとめました。
市場の動きはサイクルに従っており、市場サイクルには以下の性質があります。
①市場サイクルの上下運動は避けられない。
②市場サイクルは投資家のパフォーマンスを著しく左右する。
③市場サイクルの期間、そのタイミングは予測不可能である。
つまり、絶大な影響力があるのだが、あらかじめ知ることのできない力に対処しなければいけません。
未来を予測することができない人間にとって出来ることはは唯一、
今自分がサイクルのどの位置にいるのか、どのような行動を取ればいいのか。をつきとめようとすること
のみです。
以下の事に注意しておきましょう。
①相場が振り子の起動の一端に達する時に備え、警戒を怠らない。
②変化に応じて自分を調整する。
③サイクルの頂点と谷底で多くの投資家を完全に間違った行動へと駆り立てる群衆の振る舞いに、歩調を合わせない。
市場におけるサイクルと振り子の動きについては過去記事を参考にしてください。
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周りの動きを把握すること
そこでもっとも重要なのは、周りの動きを把握しておくことです。
現在、周りで何が起きているかは、情報収集出来るはずです。常にアンテナを張っておくことです。
市場評価ガイドがあり、主に以下のサインが現れていないか確認してみてください。
市場評価ガイド
慎重になり、防御の姿勢を取るべき時。
市場評価ガイドをチェックした結果、左側(黄色)に○が多ければ、慎重に行動しなければいけません。アグレッシブな投資をヤメて上がりすぎた株や債券を一部売って比率を減らし、安全資産(現金・国債)の比率を増やすなど、ディフェンシブな行動を取り、準備しておきましょう。
積極果敢に行動すべき時
逆に、右側(緑色)に○が多ければ、積極果敢に行動すべき時です。値段が上がっている国債などを売って、安全資産の比率を減らし、割安になっている株や債券に投資をして比率を増やすなど、アグレッシブに行動し、準備しておきましょう。
常に周りと反対の行動を取るということです。そうすれば、リターンを取り逃したり、危機により破滅するリスクを減らすことが出来るのです。
まとめ
我々人間の能力では、未来が確実に予測できたり分かることはありません。
市場評価ガイドをチェックし、市場サイクルの今どこにいるのかを感じ取り、どのように動くか決めておきましょう。市場評価ガイドのように、基本的には周りと逆に動く事が、正解の可能性が高いといいます。
いま、サイクルの何処にいるか。
未来がわからない我々ができることは、今現在の情報収集しておき、いずれくるであろう未来に対処できるように、備えておくことのみです。
今回の記事はハワード・マークス氏の名著「投資で一番大切な20の教え」を参考にしました。
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