ゴールド投資について。暴落、インフレ時の「金保険」で資産を守る。

ゴールドを何故資産に入れるのか。

ゴールド(金)はそれ単体では株式の配当などと違って現金を生み出さない。しかし持っているだけで、金自体の価格が上昇したり、不況時に値上がりする特性を持っている。
要するに「保険」としての特性を持ち、いずれ訪れる暴落時に、資産を守り、精神的な痛みをやわらげてくれます。

「ゴールド投資」

高橋ダン氏も本を出されていますが、私が金に興味を持ち、投資を始めたきっかけになりました。

 

金に投資するのはなぜか。

金に投資する理由が以下にあげられます。

①金は暴落時にとても強い

過去、様々なショックで株式市場を恐怖に陥れてきましたが、金は株などに比べて暴落幅が小さく、暴落後の回復が早い特性を持ちます。有事の「金」といいますが、このような時に、金の人気は上がるのです。

過去の事例では、リーマンショック、コロナショックでも金は値上がりを続けるなど、大きな力を発揮しています。

S&P500と金のチャートです。

リーマンショック時

ショック時には株価も金の価格もどちらも下げてはいますが、株に比べて金は値下がり幅が小さく、その後価格の回復が非常に早いです。リーマンショック前の水準に戻るのに株は7年程度かかったのに対し、金は半年弱で回復し、さらに価格を上げていきました。

コロナショック時

リーマンショックと同様に、ショック時には株価も金もどちらも下がりますが、株より金の下落幅は小さくすぐに元の水準まで回復し、価格はコロナ前の水準以上に上がっています。

②インフレ対策にもなる。

現金はインフレで価値が下がる。

インフレは通常起きているので、現金の価値は未来に向かって下がっていくことになります。50年前は、ジュースが30円くらいで買えてたといいます。現在、老後2000万円問題がありますが、仮にインフレが進めば数十年後はもっと現金が必要になり、足りなくなります。

もし、ハイパーインフレが起きると、現金の価値が大きく目減りします。もし日本で起きてしまったと仮定すると、130円で買えていたジュースが13000円になるもしれません。この例で行くと、実質現金は1/100になっており、貯金額1000万円あったとしても、実質10万円の価値に下がったということになりす。そんな馬鹿な事が起こるか思うかもしれませんが、外国ではもっとひどい事例があり、実際に起きています。

外国での事例

ドイツ
第一次世界大戦後の1923年、不況にあえぐドイツの通貨マルクは、ドルレートで7ケタ以上も下落するインフレーションとなり、パン1個が1兆マルクにもなる、ハイパーインフレが発生。100兆マルク紙幣も発行され、パピエルマルク(紙屑のマルク)と呼ばれる事態になった。

アルゼンチン
1988年、過剰な通貨供給が原因でハイパーインフレが発生する。1989年には前年比50倍の物価上昇になる。1991年にドルペッグ制のアルゼンチン・ペソを導入(カバロプラン)するまで、大混乱となり、国民のタンス預金は紙屑同様になった。

他、ブラジル、ロシア、、メキシコ、ハンガリーなど、世界ではもっとたくさんの事例があります。大きなインフレが起きてしまうと、頑張って貯金しても、現金が紙クズになる可能性も0ではありません。そんな時は、国は自分を守ってくれません。今のうちに自衛することが大事かと思います。

従って、金はインフレでも価値が下がらないので、買っておけばインフレ対策になります。

③供給量が決まっている有限の資産。価値が下がりにくい。

有限の資産だから、価値が下がりにくい。現金のお札のように、新しく刷って市場に流すことはできない。むしろ上がる傾向になっていくと思います。

現在、世界にある採掘された金をすべてかき集めると、19トン(プール4杯分)しか無いそうです。

残る未採掘量は、5万トンしかありません。

地球上には採掘済みの金、未採掘の金を累計しても24万トンしかなく、これ以上は増やすことが出来ません。厳密に言うと人工的に金は作れるらしいのですが、採算がとてもじゃないが合わないので、今の技術では増やすことは事実上出来ません。

 

④世界の有力投資家が買っている。

金には否定的だった、ウォーレン・バフェット氏が金鉱株を買いはじめたこと、ヘッジファンド世界最大手ブリッジウォーター・アソシエイツの創業者で著名投資家のレイ・ダリオ氏は「株から金の時代へパラダイムシフトする」と考えているそうです。

株価は上昇しているが、金の価格上昇が追いついていませゆ。今後の有望な投資先として期待できると考えられます。

⑤安心して、長期投資できる。

手軽に買えるので、少額・長期で投資できる。株のように大きな値動きないのでほったらかしにしておいても気にならない。

まとめ

金に投資すべき理由をまとめると、

①不況、インフレに強く、保険の役割がある。

株の動きに相関しにくいことがあり暴落時に株と違う値動きをする保険としての一面があります。

②現時点で過小評価されている。割安である。

マネーサプライ(お金の供給量)が増加すると、金の価格は上昇します。金の価格は上がっているものの、まだマネーサプライに対し、価格が追いついていない。現時点で1トロイオンス(約31.1g)あたり1800ドル程度。今後もマネーサプライの増加が考えられるので、増やすことのできない金の価格は上昇していく。

金投資は、今からでも全然遅くないと思われます。

「有事の金」は少額でもいいので積み立てていくことがオススメです。

 

冒頭にも挙げましたが、金投資のオススメ書籍になります。金の歴史から具体的に何故価値があるのか。金の投資が何故必要なのか書かれており、金投資の教科書になります。是非読んでみて下さい。

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