レバレッジ投資でメイン銘柄である、S&P500の倍の値動きを目標とする商品、ifree S&P500のパフォーマンスを確認します。S&P500の値動きに対してこの商品の動きはどうなのかも考察してみます。
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1.一週間の値動きを比較 12月22日~28日
1-1 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
S&P500に連動する、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)(為替ヘッジ無)の価格を確認します。
12月22日 18,490円 → 12月28日 19,185円
プラス 3.7%
為替ヘッジがないので、円安の上昇分が上乗せされて+になっています。
1-2.S&P500
続いて、通常のS&P500です。
こちらはドル価格なので上昇した価格は、為替(円高、円安)の影響は0で考えられます。
投資信託と比較する場合、投資信託の価格反映は翌営業日となるので、前日の価格で計算します。
12月21日 4649.23$ → 12月27日 4791.19$
プラス 3.05%
1-3.ifreeレバレッジ S&P500
この商品は為替ヘッジありなので、為替の影響を受けにくいです。
12月22日 22,249円 → 12月28日 23,619円
プラス 6.1%
為替ヘッジ有りなので、円安分の利益は少ないです。逆に円高になれば、損失は減るということになります。
まとめ
為替の影響を無視したS&P500との比較では、ドル上昇率3.05%に対し、ifreeレバレッジS&P500は6.1%であるので理論通り2倍という結果になっています。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)との比較では、為替の利益が上乗せされているので、こちらと比較すると上昇率は2倍にはなっていません。
2.一カ月の値動きでの比較
もう少し長期間、一か月での値動きを比較したいと思います。
2-1 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
11月29日 18,192円 → 12月28日 19,185円
プラス 5.45%
2-2.S&P500
投資信託であるifreeレバレッジ S&P500と比較する場合、投資信託の価格反映は翌営業日となるので、前日の価格で計算します。
11月26日(28日は日曜のため、26日の結果で比較) 4594.62$ → 12月27日 4791.19$
プラス 4.28%
2-3.ifreeレバレッジ S&P500
11月29日 21,799円 → 12月28日 23,619円
プラス 8.35%
為替ヘッジありなので、円安分の利益は少ないです。逆に円高になれば、損失は減るということになります。
まとめ
為替の影響を無視したS&P500との比較では、ドル上昇率4.28%の2倍=8.56%に対し、ifreeレバレッジS&P500の上昇率は8.35%であるので2倍にはならず、0.21%小さいという結果になっています。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)との比較では、為替の利益が上乗せされているので、5.45%となり、こちらと比較すると上昇率は2倍にはなっていません。
3.一年の値動きでの比較
さらに長期間、一年での値動きを比較したいと思います。
3-1. eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
2020年12月29日 13,359円 → 2021年12月28日 19,185円
プラス 43.61%
為替ヘッジがないので、円安の上昇分が上乗せされて+になっています。相当円安が上乗せされていますね。
3-2.S&P500
通常のS&P500のパフォーマンスです。
投資信託であるifreeレバレッジ S&P500と比較する場合、投資信託の価格反映は翌営業日となるので、前日の価格で計算します。
2020年12月28日 3735.36$ → 2021年12月27日 4791.19$
プラス 28.27%
3-3.ifreeレバレッジ S&P500
2020年12月29日 14,513円 → 2021年12月28日 23,619円
+62.74%
為替ヘッジありなので、円安分の利益は少ないです。逆に円高になれば、損失は減るということになります。
まとめ
為替の影響を無視したS&P500との比較では、ドル上昇率28.27%の2倍=56.54%に対し、ifreeレバレッジS&P500の上昇率は62.74%であるので2倍にはならず、6.2%大きいという不思議な結果になっています。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)との比較では、為替の利益が上乗せされているので、43.61%となり、こちらと比較すると上昇率は2倍にはなっていません。前年と比較すると円安にかなり大きく振れましたので、価格がさらに上昇しています。
4.設定来(3年と4カ月)の値動きで比較
ifree レバレッジS&P500が設定されたとき、2018年8月31日からの値動き。
4-1. eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
基準値の変動
2018年8月31日 10,714円 → 2021年12月28日 19,185円
プラス 79.06%
為替ヘッジがないので、円安の上昇分が上乗せされて+になっています。相当円安が上乗せされていますね。
4-2.S&P500
通常のS&P500のパフォーマンスです。
基準値の変動
2018年9月1日 2926.46$ → 2021年12月27日 4791.19$
プラス 63.72%
4-3.ifreeレバレッジ S&P500
基準値の変動
2018年8月31日 10,001円 → 2021年12月28日 19,185円
プラス 91.83%
まとめ
期間が3年を超えてくると、リターンが2倍にはならず、1.5倍程度となり、差が縮まっています。
総括

結局のところ、期間を長く見ればifreeレバレッジS&P500は、S&P500指数の値動きの2倍に近づかず、差が縮まっています。期間が3年にもなると、S&P500と比較して2倍ではなく1.5倍程度にパフォーマンスが落ちてきます。もし20年もの長期間投資し続けるとどうなるのか。S&P500と比較してもほとんど差がなくなるのかもしれません。逆に下落相場になった場合は、2倍以上価格が下がるリスクがあると考えられます。長期間で見ると、投資するにはあまりよくない商品なのでしょう。ショック級の暴落相場に突入する前に、売り抜けるのが吉かもしれません。
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