時間不足に陥った場合、どのような対処をすれば、解消できるか。
前回は、時間不足が幸福度を下げる理由を書きました。
今回は、そのような状況に陥った時に対処する方法をまとめたいと思います。
時間を自分でコントロールする。
人が時間が足りないと感じる最も大きな理由は、他人に時間をコントロールされているときです。上司に「この仕事をいついつまでにやって！」と突然振られた時に、どのような感覚になるでしょうか。大した仕事でも無いのに、嫌な気分になりませんか。このような時間は、時間不足の感覚を生み出してしまいます。
他人に強制されてしまう仕事は、時間に追われて特に疲れてしまいます。
逆に、自分で仕事を決めて、「今からこの仕事をこの時間までにやろう。」と自分で設定ができると達成感がアップすることが分かっています。
他人に決められず、いかに自分が主導権をもって仕事ができるかが、時間汚染、時間ストレスを無くす方法になります。
「時間とは、追われてはいけない、追うものだ。」と考えましょう。
正しく余暇を過ごす。
忙しいときほど、休憩時間を取らなくなってしまいますが、これは間違いです。休憩こそ目的を持って取ること。休憩は受動的にダラダラしてはいけません。例えば、休みの日は筋トレをしよう、副業をしよう等。
目的をもって動くことにより、自分が時間をコントロールできている感覚に戻すことができます。休憩や休日によって、時間汚染で乱れた感覚を直すことができるのです。
休憩や休暇は、過ごし方が大事です。
悩む時間を減らし、行動する。
時間不足に陥ると、とにかく時間がない！どうしよう。と何から手につけて良いかわからなくなり、悩んでしまいます。
悩むことに時間を使ってしまいますと、幸福度を著しく下げてしまいます。
悩むより行動です。時間は常に流れていて、止めることは誰にもできませんが、
流れている時間をいかに有効に使えるかを考えましょう。
悩んでいても時間は容赦なく過ぎていきます。
スキマ時間を有効な時間変えてあげる。自己投資の時間にする。
一見してムダな時間を有効な時間に変えてあげると幸福度が増します。
例えば通勤時間はムダと考えがちですが、この時間を自己投資の時間に変えてやりましょう。
通勤時間にできること自己投資・・最もベーシックなもので、読書で勉強をする、オーディオブックを聴く、教育系の動画をみるなど。
数十分～数時間の時間を自己投資時間に置き換えることで、有意義な時間に変化し、幸福度が増します。
ムダな会議の時間、移動時間、飲み会や、楽しめないお出かけの時間などを自己投資の時間に変えてみましょう。
作業時間を減らすことに、アイデアを出す。
作業時間をへらす、効率化するためには作業時間を短くするアイデアを出すことです。
運動時間が取れなければ、徒歩で通勤して歩数を増やすことで健康になる。他にウォーキングの時間を取らなくて良くなります。服装も着替える時間、選ぶ時間を無くすために、シンプルな服装で決まった服をきるなど、考えればたくさんの時短アイデアが出てくると思います。
時間を増やす最高の手段は、作業そのものを無くすことです。いくら効率化して時間を短くしても、作業が残っていれば作業時間は0になりません。作業を無くすことが最高の効率化です。
ただし、気をつけなければならないことは、好きな時間を無くすのはいけません。意味のないムダな作業、嫌な事は無くすことを考えましょう。無してみて結果が変わらなければさっさとヤメてしまうことです。どうしてもやらないといけないことは実は限られているはずです。常に「どうしたらやらなくて済むのか」を考えていきましょう。
マインドフルネス
いま、この時間、この時を楽しむことを意識しましょう。この考え方を「マインドフルネス」といいます。
未来を考えると不安になり、過去を考えると、後悔に縛られてしまいます。時間汚染されている現代人はマインドフルネスの考え方がより必要になっています。
ここで効果的なのは、瞑想です。
イスに座ったり、あぐらをかいて座ったりした状態で、呼吸に意識を集中します。
人は意識が必ず呼吸から離れ、考えが浮かんできますので、それに気づいた時に、再び呼吸に意識を戻します。浮かんでは呼吸に戻す、を繰り返します。これを1日20分以上続けると、集中力がアップし、今という時間に集中できるようになります。毎日継続できれば、効果が高いです。
まとめ
時間汚染を正す方法についてまとめてみましたが、少しでもいいので実践してみましょう。時間をムダに使うことが少なくなり、幸福度があがり、いろいろな事へのモチベーションが上がるはずです。人に与えられた時間は有限で、誰にでも平等に与えられ、増やすことはできません。流れゆく時間をムダにせず、大切に使っていきましょう。
最後にスティーブ・ジョブズが無くなる前に残した言葉があります。仕事に大半の時間を費やして、大きな富を得ることができましたが、最後にお金はなんの意味もなさないことに気づきます。
スティーブジョブス最後の言葉 STEVE JOBS Last Words
私は、ビジネスの世界で、成功の頂点に君臨した。
他の人の目には、私の人生は、
成功の典型的な縮図に見えるだろう。
しかし、仕事をのぞくと、喜びが少ない人生だった。
人生の終わりには、富など、私が積み上げてきた
人生の単なる事実でしかない。
病気でベッドに寝ていると、
人生が走馬灯のように思い出される。
私がずっとプライドを持っていたこと、
認証（認められること）や富は、
迫る死を目の前にして
色あせていき、何も意味をなさなくなっている。
この暗闇の中で、生命維持装置の
グリーンのライトが点滅するのを見つめ、
機械的な音が耳に聞こえてくる。
神の息を感じる。死がだんだんと近づいている。。。。
今やっと理解したことがある。
人生において十分にやっていけるだけの
富を積み上げた後は、富とは関係のない
他のことを追い求めた方が良い。もっと大切な何か他のこと。
それは、人間関係や、芸術や、
または若い頃からの夢かもしれない。
終わりを知らない富の追求は、
人を歪ませてしまう。私のようにね。
神は、誰もの心の中に、
富みによってもたらされた幻想ではなく、
愛を感じさせるための「感覚」
というものを与えてくださった。
私が勝ち得た富は、（私が死ぬ時に）
一緒に持っていけるものではない。
私が持っていける物は、愛情にあふれた思い出だけだ。
これこそが本当の豊かさであり、あなたとずっと
一緒にいてくれるもの、あなたに力をあたえてくれるもの
あなたの道を照らしてくれるものだ。
愛とは、何千マイルも超えて旅をする。
人生には限界はない。
行きたいところに行きなさい。
望むところまで高峰を登りなさい。
全てはあなたの心の中にある、
全てはあなたの手の中にあるのだから
世の中で、一番犠牲を払うことになる
「ベッド」は、何か知っているかい？
シックベッド(病床）だよ。
あなたのために、ドライバーを誰か雇うこともできる。
お金を作ってもらうことも出来る。
だけれど、あなたの代わりに病気になってくれる人は
見つけることは出来ない。
物質的な物はなくなっても、また見つけられる。
しかし、一つだけ、なくなってしまっては、
再度見つけられない物がある。
人生だよ。命だよ。
手術室に入る時、その病人は、まだ読み終えてない
本が１冊あったことに気付くんだ。
「健康な生活を送る本」
あなたの人生がどのようなステージにあったとしても、
誰もが、いつか、人生の幕を閉じる日がやってくる。
あなたの家族のために愛情を大切にしてください。
あなたのパートーナーのために、
あなたの友人のために。
そして自分を丁寧に扱ってあげてください。
他の人を大切にしてください。
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