ウォーレン・バフェットの成功要因を分析した。「バフェットの法則」
投資の神様、ウォーレン・バフェット。投資の世界では余りにも有名で、実績も他の投資家よりも桁違いです。短期的に利益を上げる人はいますが、ギャンブル的な要素で勝つ人は多くいますが、長期的に市場を上回っている人こそ実力があると言えるでしょう。
今回は、ウォーレン・バフェットの成功の要因を探ってみます。
下記の書籍を参考にしています。
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ウォーレン・バフェット成功の要因
アメリカの投資会社、オークツリー・創業者 ハワード・マークス氏がバフェット氏を分析しています。バフェット氏の成功には10の要因があります。
頭がすごく切れる
優れた投資家になるには、天才である必要はない。「IQが160あったら30は売りなさい。」というように、頭が良すぎても、結果が良くなることはない。十分に頭が働けばいいといいます。
バフェットはIQ130以上は有ると思いますが、バフェットのすごいところは「優れた分析力」であるといいます。判断力もとても早く、必要なデータが分かるといいます。
彼は真に必要なデータを、大多数のデータの中から抽出でき、それを正確に早く分析できる能力をもつ。そして短期的には思ったように動かなくても、自分の判断を信じぬき、結論を途中で変更しない能力をもっているのです。
一貫した哲学に従っている
自分が理解したことのみを活かします。バフェットの有名な言葉、「自分が理解できるものしか投資しない。」とあります。多くの投資家は、自分の能力を過大評価し、なんでも理解できると思い込んでいます。バフェットは知識には限界があることを知っています。わからないことは他人に任せ、自分が理解できないものには投資せず、そこで他人が巨万の富を得ても、全く気にしないということです。人は人、自分は自分ですね。
メンタルが柔軟
バフェットは、環境が変化すれば、それに合わせて自分の考え、哲学を変更することができます。環境が変化すれば今までの考え方に固執することなく、柔軟に対応していくのです。バフェットはチャレンジを忘れないのです。
感情的にならない
感情のコントロール能力が高い。普通の人は、株価が上がると貪欲になり利益を確定せず、さらに買い進んでいきます。逆に価格が下がると不安になり、投資資産を売ってしまう。安値で買うことをしない。そして自分の成績と他人の成績を見比べて、成績の良い他人のマネをして、リスクを追ってしまう。バフェットはこのように、感情に左右されない。成功したかの判断基準は自分が持っている。
人の逆を行き、しきたりにとらわれない
大勢の集団に従わず、重要なタイミングで集団から離れる。ただし、ただ離れるだけではない。誤りであると理解し、確証を得たときのみ離れます。バフェットが人の逆を行く能力が高い。しかも彼はそれを楽しんでいます。人気のない時に買い物する、逆張りを楽しんでいます。
景気の循環にとらわれない。
投資は未来を評価して行います。景気が上向いている時は、気分的に投資をしやすいです。しかし、景気が上向いている時に投資をしても、大きな利益を得られるとは限らない。最大の利益を得るタイミングは、景気や企業の業績が悪い時に買うべきです。バフェットはリーマンショックの真っ只中にゴールドマンサックス、GEの優先株式に50億ドルを投資している。今振り返ると、絶好の投資機会だったことは、今でこそ簡単に分かるが、当時の誰もが経済破綻に恐怖していた状況で、そのように大胆な投資行動を取れた人がどれだけいたでしょうか。
長期的な視点を持ち、変動を気にしない
バフェットは、「保有期間は永遠」という考えで投資を行うのは有名です。また、「1年15%の利益を上げるよりも、毎年12%の利益を上げるほうがよい。」とも語っています。
彼は長期保有で税金を気にせず、福利計算で利益をあげることを重要視しています。短期保有で頻繁に利益確定をしていては、短期間に出た利益に毎回税金がかかってしまいます。長期的に投資しておいたほうが、メリットが大きいと考えているのです。
最高のチャンスがあれば、巨額の投資に怯まない。
分散投資は、1件の損失で破綻するリスクを減らす投資法として、大多数の人におすすめの投資だと思います。しかし分散しすぎると、リスクは減るがリターンも減ることになります。ここもバフェットは違う考えをもっています。「私達の投資手法では、分散投資の考え方に従いません。そのため、私の投資は多くの投資家よりもリスクが高いと言われています。しかし投資する事業を深く理解し、それが経済的に見て割安だと納得した上で投資するのであれば、集中投資することでリスクを減らせます。投資とはそうやって行うべきなのです。」バフェットは最高のチャンスを待っています。しかし滅多にくるものではありません。最高のチャンスが来たときには大きな金額を投資します。
相場が動かなくても気にしない
バフェットはここぞというときまで長期間何もしないでいられる。これだというものが出てくるまで、待ち続けることができるのです。彼はメジャーリーグの大打者 テッド・ウィリアムズをよく引き合いに出します。ウィリアムズは打席に入り、最高の一球がくるまで、じっと待ち続けることができます。良いものだけに投資する、バフェットの主張を表しています。動かなきゃいけないと考えている投資家が多すぎます。そんな絶好のチャンスなど滅多に訪れません。バフェットはその事を理解しており、じっと長期間待つことが出来る我慢強さを持っているのです。
仕事を失うことを気にしない
実は、自分の信じる行動をとれる投資家はほとんどいない。頭では理解し、知識があったとしても大胆には動けない。失敗した場合を考えてしまい、怖いからです。
多くの投資家は、流動性が乏しいもの、評価の分かれるもの、うまくいきそうにないものに投資する際に制約を受ける。失敗を恐れると、大胆に行動できなくなるので、他人に差をつけるとなどできません。特に他人のお金を運用している代理人、ヘッジファンドは大胆な行動で失敗すると解雇されたり、顧客から契約を打ち切られるリスクを抱えている。バフェットは他人のお金を運用し、失敗したら解雇されるようなリスクはない。バークシャー・ハサウェイという企業形態で投資しているからです。
まとめ
これらの要因を考えてみますと、他の人でも出来る可能性はあります。しかし同じことができないのは、10の要因すべてを活用することが難しいからです。さらにこれ以外にもバフェットが持っている特徴があるといいます。世界No.1の投資家であるバフェットはこれからも投資を楽しみ、資産を増やし続けるのだと思います。
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