未来の予測などできるはずがない。当たった人は、たまたまが多く、予測回数を増やすたびに精度が落ちていく。
投資は未来に対してするものです。自分の意見を公言し、もし当たれば気持ちいいですよね。ただ、概略は当たるかもしれないが、精度良く当てることなど不可能だと思わなければいけません。なぜ未来を細かく予測してはいけないか、についてまとめてみたいと思います。
いろいろな人が未来を予測している。
世の中には未来の予測が沢山あり、色々な人の意見があります。意見がたくさんあればそれに対して賛否両論が出ます。しかしこの人の言うことは絶対に間違いなく、100%当たる人などにいないでしょう。理由は簡単で、継続的に未来を正確に当て続ける人など、今までいないからです。
未来を予測する人は何をよりどころにしているか。
通常の予測とは
「過去の知っている事例に照らし合わせ、最近の状況に似た未来を予測すること。」
であり、その予測は必ずしも外れず、おおむねごく最近の状況の再現になります。
このような予測は大多数の人々に周知されていますので、仮にに当たったとしても大きな利益を上げる事はできません。
大きな利益を上げる時は
「過去と全く異なる動きをした時。」に訪れます。
正確な予測が真価を発揮するのは、このような時なのです。しかし、現実的に過去に事例がないことを正確に予測することは、ほとんど不可能だと考えたほうがいいでしょう。近年の例で行くと、コロナショックを予測が事前になかったことや、暴落前に大多数の人が株を売り抜けられなかった様に。
投資家は未来の動きにどう対処すべきか?
将来何が起こるか分かると思う投資家と、将来のことなどわからないと思う投資家の2つに大別してみます。
将来何がおこるか分かっている、自分の考えに間違いないと考えている投資家
予測を当てにして積極果敢に行動します。「相場がこのように動くだろう。」と考え、集中投資、高リスクを選択してしまいます。その結果予測どおりにならなかった時に大きな損失を受け、市場から引退していきます。
将来の事は、わからないと考えている投資家
未来の予測はせずに、色々な事態を想定してポートフォリオを組みます。いわゆる資産の分散化、安全資産をもっておくなど、暴落時の備えをしておきます。集中投資を行わず、リスク分散を常にしており、破滅しない行動を常にとっているのです。
未来が分かると思っている投資家は、一度の失敗で破滅するリスクを負ってしまいます。
未来の事は分からないと思っている投資家は、いつ訪れるか分からない危機に備えディフェンシブなポートフォリオを組み、破滅を防いでいるのです。
長期的に成功する確率が高いのは、未来のことは分からないと考えているディフェンシブな投資家でしょう。
まとめ
未来がわかるのなら、利益の少ないディフェンシブ投資は愚かな行為であり、アグレッシブにもっとも利益の出る資産に集中投資すればよいのです。ただしそのような投資家は、危機時に必ず大きなダメージを負い、市場から撤退する可能性が高くなるでしょう。特に資産の大半に大きなレバレッジをかけている特に危険です。
未来の事を予測し、そのように動くと確信することは大きな利益を生みだす可能性がある反面、破滅するリスクも増大すると考えておくと良いと思います。うまくいかなかった時にどうなるのか?を必ず想定しておくべきでしょう。将来の予測を当てにして、極端に偏った大きな動きをしないことが重要なのです。
今回の記事はワード・マークス氏の名著「投資でいちばん大切な20の教え」を参考にしました。
amazon
投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識
楽天ブックス
投資で一番大切な20の教え 賢明な投資家が知らない隠れた常識 [ ハワード・マークス ]
楽天kobo
投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識【電子書籍】[ ハワード・マークス ]
Amazon 書籍ランキング
投資成績を上げてくれるオススメ書籍について
オススメの投資本を以下にリンクしますので、一度読んでみて下さい。
超カリスマ投資系YouTuberが教える ゴールド投資――リスクを冒さずお金もちになれる方法
↓↓↓のバナーをポチっと押して下さい!ランキングに参加してます。
コメントを残す