ウォーレン・バフェット12の原則 その② 経営に関する原則

ウォーレン・バフェットは12の原則で事業を買う

 

ウォーレン・バフェットが株を買う時に何をみるのか。彼は独自の12の原則をもっており、これに当てはまる企業を買います。バフェットにとって、企業を丸ごと買うことと、株式の一部を買うことには大差がありません。企業を買収したり、株を買う時はこの原則に当てはまるかを見ます。

まずはバフェット12の原則について下記に示します。

1.ウォーレン・バフェットの12の原則について

 

事業に関する原則

・シンプルで理解出来る事業か

・安定した事業実績があるか

・長期的に明るい見通しがあるか

 

経営に関する原則

・経営者は合理的か

・株主に素直に話せる経営者か

・組織の習性に屈しない経営者か




財務に関する原則

・一株あたりの利益ではなく、自己投資利益率を上げようとしているか

・「オーナー利益」を考えているか

・利益率の高い企業を探しているか

・1ドル利益を留保したら、企業の市場価値も1ドル以上あがるように心がけているか

 

市場に関する原則

・事業価値はどれくらいか

・その事業を価値よりもはるかに安い金額で買収することは可能か

 

以上の原則があり、当てはまる企業をバフェットは買います。

今回は「経営に関する原則」について以下にまとめました。

 

「経営に関する原則」について

バフェットは新規の投資や買収を検討する際、経営者の資質を徹底的に見ます。

経営者が与える企業に与える影響は、最も大きいと考えるからです。バフェットは言います。

「すごいと思えない経営者には、仲間に加わって欲しくない。事業の見通しがどんなに素晴らしくても同じだ。ダメな人間と組めば、どんなよい案件もうまくいくことはない」

バフェットが経営者に求める点は以下の3点です。

①経営者は合理的か

②株主に率直に話せる経営者か

③組織の習性に屈しない経営者か

まずは①についてです。




①経営者は合理的な判断ができるか

経営者の最も重要な意思決定は、資本の配分であるといわれます。

資本の配分は、利益を事業へ再投資するか 株主に還元するか。

通常、これらの利益の配分は、企業のライフサイクル(企業の一生)に関わっているといいます。

①立ち上がり時期

製品開発や市場獲得のために資金は流出

②急成長期

収益性は上がるが、成長スピードに対して資金が不足。利益を全て内部に振り分け、銀行借入れなどの外部資金調達も必要。

③成熟期

成長率は落ち着き、研究開発・製造のニーズを上回る資金が流入

④衰退期

余剰資金が入るようになり、これをどう配分するかが課題となる。

 

資金は最初は不足し、徐々に流入額が増えていき、最後は余り出すということですね。

収益性が高く投資できるところがあれば、利益を内部留保して投資をします。

しかし収益性が低い投資しか無く、余剰資金が生まれている場合はどうするか。

方法は3つあります。

①収益性の低い事業に再投資を続ける。

②成長している事業を買う

③株主に還元する

この時に合理的な判断ができる経営者かをバフェットは見ます。全ては経営者の判断次第だからです。

①収益性の低い事業に再投資を続ける。

これを選択する経営者は、経営者の能力で収益性が回復すると信じ切っている。しかし大抵はムダな投資に終わり、長期的に株価の下落を招いていく。いずれ乗っ取り屋の餌食になる。

 

②成長している事業を買う

こちらについてはバフェットは懐疑的です。過剰な投資になりがちな点や、失敗した場合に株主へ大きなダメージを与えることになる。

 

③株主に還元する

平均以上の利益率を上げる事業に余剰資金を投資できないのであれば、最も合理的であるとバフェットは考えます。方法としては2つあり、配当を行うか、自社株買いを行うことです。

配当を受け取った株主は、より利益率の高いものに投資することが出来る。

自社株買いは、株価が本質的価値より安ければ、それだけ株価を上げることになります。そして他の投資家も惹きつけ、株価に良い影響を与えます。株主にメリットを与えるくれる経営者がいる企業の株は、買いたくなりますね。




②株主に率直に話せる経営者か

どの企業でも長期的にみると大なり小なり過ちを冒します。バフェットは経営者が失敗した時に、それを話せることを高く評価する。過ちを正直に話さず、良いことだけを報告する経営者が多すぎる。その時の自分自身の利益を考えても、関係者の長期的な利益など考えていないといいます。

「公の場で人を欺くCEOは、いつの間にか自分自身を欺くことになりかねない」とバフェットは指摘する。

成功からだけでなく、失敗からも評価する必要があります。

 

③組織の習性に縛られていないか

「組織の習性」とは、他人の行動がどんなにバカげていて合理的でなくても、それを真似してしまう習性です。組織に属していると、この習性に囚われ、たびたび深刻な事態に陥ります。その原因は以下です。

①組織が従来の路線を変えようとしない。

②空き時間があると、不要な仕事で埋めるのと同じように、余剰資金を使うためにプロジェクトや買収計画を作り出す。

③リーダーが惚れ込んだ事業は、馬鹿げたものでも部下が利益率や戦略を細かく分析してサポートする。

④事業拡大、企業買収、役員報酬決定など、同業他社の行動を何でも無批判に模倣する。

これらは飽きるほどよく見る傾向だといいいます。

この習性はどこからくるのか、それは人間の心理からきます。何かしなければいけないと思い込み、買収計画を立てると、部下はそれに追従する。同業他社がこれだけ利益をあげているのだから、模倣しようとする。何か行動したいという衝動を抑えきれないのです。

経営者を評価するにはどうするのか。

上記①~④に当てはまっていないかをみなければいけません。経営者は人間であり、数値で表すことが難しい。時間はかかるが、情報収集が必要です。

・経営者の言動をつぶさに観察。

・数年前にさかのぼりマニュアルレポートを読む。将来戦略が計画に対して、現在どれだけ実現しているか。考え方は変化したのか。

・その企業のマニュアルレポートと同業他社と比較する。

これらを基準に評価していけば、ある程度はどのような経営者かを把握することが出来ると思います。時間がかかるかもしれませんが、投資前に分析することで、他の人よりも多くの利益を上げることにつながるのでしょう。

まとめ

今回は投資の12の原則のうち、経営に関する原則をまとめました。経営者の資質によって、会社は大きく変わります。組織の結果は、リーダー次第で決まると言われます。バフェットにとって経営者を分析することは、投資の結果を左右する非常に重要な事なのです。

 

前回の記事はコチラ

ウォーレン・バフェット12の原則その① 事業に関する原則

 




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