2023年5月:バークシャーハサウェイ株主総会の見どころ。後継者は誰?

2023年5月のバークシャーハサウェイ株主総会で、ウォーレン・バフェット氏は後継者としてグレッグ・アベル氏を再確認。引き継ぎがスムーズに進むとの見方を示しました。今回は、この総会の見どころと、後継者アベル氏の経歴について解説します。

 




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【バフェット氏、後継者アベル氏を再確認】

バフェット氏は、後継者に指名されたグレッグ・アベル氏に「100%満足している」と述べました。彼は、引き継ぎがいつになろうとも、ほぼ通常通りに移行するとの見方を示唆しました。

【総会での発言】

バフェット氏は、破綻した銀行の経営陣を非難し、過ちについて責任を負うべきだと主張しました。また、銀行規制のインセンティブや、規制当局、政治家、報道機関による情報の不十分さも指摘しました。さらに、バフェット氏は、連邦債務上限を巡る対立で、米国のデフォルトがワシントンが許すとは思えないと発言しました。

バフェット氏は、日本の5大商社(三菱商事、三井物産、住友商事、伊藤忠商事、丸紅)に対する投資について、「非常に満足している」と述べました3。バフェット氏は、日本の5大商社が「世界中で多様な事業を展開しており、将来性が高い」と評価しました。

【バークシャー・ハサウェイの業績見通し】

第1四半期営業利益は約13%増の80億7000万ドルで、ガイコなどの保険引き受け事業がけん引しました。しかし、インフレと金利上昇の中、米経済にとって「信じられないほど素晴らしい時期」が終わりに近づくことから、バークシャーの事業群の大半で利益が今年減少するとの見方を示しました。それでも、保険引き受け事業の収益は今年改善するとバフェット氏は予想しました。

 




 

【後継者グレッグ・アベル氏の経歴】

グレッグ・アベル氏は、1962年生まれのカナダ人で、1999年からバークシャー・ハサウェイに所属しています。彼はアルバータ大学で会計学の学士号を取得し、公認会計士としてキャリアをスタートしました。その後、1992年にエネルギー関連企業のCalEnrgy社に入社。1999年に同社がMidAmericanEnrgy社を買収し、バークシャーがそのMidAmericanEnrgy社を買収しました。

2008年からバークシャー・ハサウェイ・エナジーの会長を務め、2018年からバークシャー・ハサウェイの副会長に任命されました。彼は「賢明なディールメーカー」と呼ばれており、バフェット氏からも絶大な信頼を受けています。

【まとめ】

2023年5月のバークシャーハサウェイ株主総会で、ウォーレン・バフェット氏は、今年は米経済が金利上昇、インフレによって、減益する可能性を示唆しました。割安な日本株を物色する動きは、この辺りにあるのかもしれせん。また、後継者に指名されたグレッグ・アベル氏を再確認しました。引き継ぎがスムーズに進むことが期待されています。アベル氏は、賢明なディールメーカーとして知られるカナダ出身の経営者で、バフェット氏からの信頼も厚いことから、バークシャー・ハサウェイの未来も明るいと言えるでしょう。今後の同社の動向に注目が集まります。

 


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