投資家に必要な楽観主義は、ただの楽観主義ではない。
株式投資で損をする理由は沢山あります。
その中の一つですが、投資家が楽観的であること。
なぜ楽観的である必要があるのか。そして楽観的の中でも、投資家に必要な楽観的とは何なのか。記事にまとめました。
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世界経済は、基本的に上昇をし続ける。
まず、楽観的であると良い理由として、世界のGDPは年々増加しているという事実です。
これは富の蓄積、投資、生産性のサイクルによって、人々の収入が年々上昇している事が考えられます。
短期的には経済危機等によってGDPが減少する事もあるかもしれませんが、長期的にはリバウンドし、さらにGDPは上がっていくのです。
GDPが上がっていくという事は、そのお金は投資され、経済が活性化して市場価格が上昇する事を意味しています。
市場は長期的に気にはあらゆる困難を乗り越えてきた。
過去から繰り返される市場の暴落。
例を挙げれば
第一次世界大戦 (1914-1918)
- 世界中の主要国が参戦した戦争で、数百万人が死亡しました。
世界大恐慌 (1929-1939)
- 1929年の米国株式市場の暴落から始まり、世界経済に深刻な影響を与えた最悪の経済危機の一つです。多くの銀行が倒産し、失業率が急上昇しました。
第二次世界大戦 (1939-1945)
- 世界史上最大規模の武力衝突。6000万人以上が犠牲になりました。
キューバミサイル危機 (1962)
- アメリカとソビエト連邦との間で核戦争の危機に直面した冷戦時代の危機です。
オイルショック (1973、1979)
- OPECが石油の供給を制限し、石油価格が急騰したことで、世界中の経済に大きな打撃を与えました。
アジア通貨危機 (1997)
- 東南アジア諸国の通貨が暴落し、地域経済が混乱。多くの国がIMFからの支援を受けることになりました。
ITバブル(1990年代後半から2000年代初頭)
- インターネット関連企業に対する過剰な投資と市場の過熱を特徴で、その後関連銘柄は暴落しました。
9.11テロ事件 (2001)
- アメリカ同時多発テロ攻撃。世界中に大きな衝撃を与え、その後の国際政治に大きな影響を及ぼしました。
リーマンショック (2008)
- アメリカの投資銀行リーマン・ブラザーズの破綻をきっかけに始まった金融危機。世界経済に深刻な影響を及ぼしました。
コロナウイルスパンデミック (2019-)
- 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行は、健康、経済、社会に多大な影響を与えました。
これら有名な世界の危機が、幾度となく市場に大きな影響を与えてきたわけですが、長期的に市場はどうなったのか。
その答えはすでに出ており、全ての危機の後に市場価格は回復し、現在まで飛躍的に上昇し続けています。
投資家に必要な事
これらの要素を踏まえて、
投資家に必要な楽観主義は、ただの楽観主義ではなく、
途中で不運に見舞われた場合、短期的には暴落があるが、長期的にはそれらを乗り越えられる。
短期的な悲観は軽視し、長期的に楽観的に考えることを重視する。
これが投資家に必要な楽観主義と定義され、 この「長期投資の考え方」を持っていると投資家が最終的に勝つと考えられます。
過去のデータからはいえることは、投資家が悲観的になり暴落相場の圧力に屈したとき、資産を安い価格で手放し、さらに上昇相場を逃して得られる利益の大半を失ってしまう可能性が高いのです。
投資家は未来に楽観的であれ。
この格言は、肝に銘じておきたいところです。
今回の記事の参考書籍:サイコロジー・オブ・マネー