高PER銘柄は長期投資でみると統計上では危険。新NISAでFANG+は大丈夫?

今後10年間で考えると、現時点での高PER銘柄は、低PER銘柄よりもリターンが劣る。

 

高PERはグロース株だから心配ない。

そういわれて久しいですが、グロース株よりバリュー株の方が高いリターンを得られる。

そのように信じられている投資手法として、ベンジャミングレアム、ウォーレン・バフェットなどバリュー投資を実勢し続けています。

では一般的なPER20前後と言われている中で、高PERと低PERの10年間の長期に渡るリターンはどちらが優れているのか。

長期投資で考えるべき新NISAでの投資は大丈夫なのでしょうか。分析します。

 

1994年~2024年の30年間のデータによる検証

では、米国の大型株から導き出されたデータをグラフ化したものをお見せします。

平均すると、十字がクロスしたところ、期待される年利になりますが、0~5%の間がコアゾーンになります。

基本的に図が意図するのは、PERが10倍前後の銘柄は、15~20%、高PER50倍の銘柄は、なんとマイナスリターンになる可能性が高いという事になります。

長期的な視点で見ると、見事に反比例していますね。

バフェットさんが高PREグロース株を買わない理由がこのようなデータに裏付けされているからかもしれませんね。

FANG+のPERはどうなってんの?

では、今話題のFANG+のPERを見てみましょう。(2024年3月9日時点)

エヌビディア・・・73.35

ネットフリックス・・・50.27

AMD・・・394.62

テスラ・・・40.74

マイクロソフト・・・36.74

アップル・・・26.56

アマゾン・・・60.47

メタ・・・33.06

アルファベット・・・25.12

スノーフレイク・・数値なし。

 

20倍代にいるのがアップルとアルファベットだけで、あとは軒並み高いですね。

スノーフレークは数値が発表されていないので、9社の期待されるリターンはいくつかを計算しました。

期待されるリターン

冒頭の10年間の平均リターンのグラフ上からFANG+(スノーフレークは除外)の10年間の期待される年間リターンを木市場からざっと読み取ると、

エヌビディア(構成比率10.2%)・・・-10%

ネットフリックス(構成比率10.1%)・・・-5%

AMD(構成比率9.9%)・・・-10%(PER高すぎの為、グラフ上限で算出。)

テスラ(構成比率9.8%)・・・-5%

マイクロソフト(構成比率9.7%)・・・0%

アップル(構成比率9.6%)・・・+4%

アマゾン(構成比率9.6%)・・・-8%

メタ(構成比率9.5%)・・・0%

アルファベット(構成比率9.5%)・・・+4%

これらを平均して10年間の利率を計算すると、加重平均で

-3.42%

となり、今後10年間の年率は、マイナスリターンになってしまいました。

まとめ

以上の事から結論は、あまりに高PERの銘柄ばかりに投資すると、統計上は長期的にはマイナスリターンになる確率が高くなります。

FANG+の現在と10年後を比較した場合、マイナスリターンという結果です。ただし、これらの企業のリターンがどうなるのかは、将来の成長見通し、市場の独占力、製品やサービスの革新性に依存します。これらの企業が持続的に高い成長を遂げることができれば、高PERは正当化される可能性がありますが、競争の激化、規制の増加、技術の変化などによって、将来的に成長が鈍化するリスクも常に存在します。そう、強力なライバルがいつ出現するか、誰にもわからないのです。

過去の結果が良いからと言って、将来を期待されている高PER銘柄に集中投資するのは、統計上は非常に高リスクとなっています。しかし必ずしも高PERが低リターンとは限らないのが株式投資の醍醐味です。現時点の株価から、将来に渡って成長の余地がどれだけあるのか。その将来性を賭けて、投資する事が優れた投資家の腕の見せ所なのです。

参考書籍:ウォール街のランダムウォーカー

 

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