下準備(プリ・スエージョン)の影響力
人間社会をうまく回したり、その活動の中で利益を得るためには人間を知る必要があります。その中で最も重要な学問として、心理学があります。仕事でもビジネスでも役立つ名著として有名な当書を読んだ感想と、実践して良かった事をまとめました。
著者は、有名な「影響力の武器」(300万部以上売れた)を書いた、ロバート・チャルディーニさんです。
経歴:アリゾナ州立大学の心理学およびマーケティングの名誉教授。
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1.目次
PART1 下準備ー前もって注意を引く事
第1章 下準備
第2章 特権的瞬間
第3章 注意から生まれる重要性が重要
第4章 注目した対象が原因となる
第5章 注意を操るもの その1:誘因要素(アトラクター)
第6章 注意を操るもの その2:磁力要素(マグネタイザー)
PART2 プロセスー連想の役割
第7章 連想の卓越性 我つながる、ゆえに我考える
第8章 説得の地理学 すべての正しい場所、全ての正しい痕跡
第9章 下準備の仕組み 原因、制限、修正手段
PART3 最善の実践 ー 下準備の最適化
第10章 変化に至る6本の主要道路ー賢い近道という広々とした大通り
第11章 まとまりーその1:一緒に存在する事
第12章 まとまりーその2:一緒に活動する事
第13章 倫理的な使用 ー 下準備の前に考慮すべきこと
第14章 説得の後 ー 後に残る効果
影響力の武器の主要6点が第10章にもまとまれており、11,12章ではあらたな7つ目の主要な影響力が解説されています。
影響力の武器の発売からかなりの時を経て発売された名著です。
2.読んでみた感想
我々が考えてもいない行動は、知らぬうちに第三者にコントロール(事前にされたことに実は影響を受けている。)されているという事です。人を自分が意図した方向に進ませるためには、事前に人にどんな下準備をしておいて、影響を与えるかが重要だという事です。
CMなども、この本を読んで見返してみると、なるほど。こういうところが人間の心理を突いているな。ということもわかりました。
過去の膨大なデータから、うまくいった事例、いかなかった事例を徹底的にテスト、分析した結果がまとめられています。自分が気付いていなかった、隠されていた重要な部分がわかるようになりました。
3.有益だった事
この下準備の使い方によっては、他人だけではなく、自分をコントロールできるところは、とても有益な部分です。仕事でいい成績を上げるにはどうしたらいいのか。考える効果を増す環境はどう作ったらいいのか。周りの環境によって、人間の行動は大きく左右される等。例えばゴールしたマラソンランナーの写真を職場やデスクに貼るだけで、仕事の達成率が上がります。
また、「もしそうしたら、そのときはプラン」という、目標達成率を上げて、習慣化できる方法も紹介されています。自分の目標と、将来行うであろう合図・行動を結び受けるやり方です。これをすることで自分を知らないうちにコントロールでき、望ましい効果、目標を達成できます。ベルが鳴ったらエサがでるので意図せずヨダレを垂らす。まさに、「パブロフの犬」と同じですね。
4.実践した事とその結果。
もしそうしたら(将来行う事を合図にし)、そのときはプラン(望ましい行動する)を実践しています。
自分が取り組みたいのにやれてないことをピックアップします。
サボリがちな課題として
①読書の時間が取れない。
②運動・筋トレをサボル日がある。
などです。
読書は知識を得るため、運動は健康の為(ちょっと脂肪肝で・・)に必要です。
両方とも時間を言い訳にサボリがちなので、
「もしそうしたら(将来行う事を合図にし)、そのときはプラン(望ましい行動する)」を実践しました。
そのプランプランは
①ステッパーに乗ったら本を読む。
②朝起きて、目覚ましアラームを止めたら、有酸素運動(HITTトレーニング)をする。
③夕食をとったら、ウェイトトレーニングした後に読書をする。
という方法を実践しました。
運動も読書もできて、体力と知識が増える、一石二鳥の方法です。
今のところ、①は1年、②と③は3カ月くらい続いています。
最初は大変でしたが毎日やっているとそれらが習慣化されるので、苦にならなくなり、むしろやらない日が気持ち悪くなってしまいます。
このようになってくると(やらないと落ち着かないと)習慣化してきた思います。
実感できる効果としては、
①ステッパーに乗ったら本を読む習慣。
ステッパーで有酸素運動ができて本を読む習慣がつく
自然に本を読みたくなり、ステッパーに乗りたくなり有酸素運動も自動化される。
本に割く時間が増え、SNS・動画鑑賞など、必要以上な時間が減る
それでも大事な人との時間はしっかり確保する。
②朝起きて、目覚ましアラームを止めたら、有酸素・無酸素運動(HITTトレーニング)をして本を読む習慣。
だらけがちな寝起きの時間の無駄が節約される。その日一日の効率が上がる。
③夕食をとったらウェイトトレーニングして読書をする習慣。
体力がついて睡眠の効率も上がる。読書もできる。やりたい二つのことを、順にする習慣を付けることができました。
健康についてはお酒を飲まないのに肝臓の数値(γ-GDP)が悪かったのですが、徐々に回復に向かい、ほぼ正常値になりました。(ごはんの量を、10%くらい減らしたのも要因としてありますが)
おそらく肝臓にたまった脂肪が落ちたのでしょう。
運動前 ALT 52(基準30以下) γーGDP 162(基準80以下)
運動後 ALT 27 γーGDP 68
人間の心理をついて行動させることは他人だけでなく、自分への使い方によっても、大きな効果になります。
自分にとって良かったことを一部ピックアップしましたが、他にもいろいろと重要な事が書いてありますので、「名著:PRE-SUASION」 は是非読んでおいてください。
値は張るけど、家でも有酸素運動できるステッパーも使っています。値は張りますが、耐久性も高く、静穏設計です。
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