新型コロナデルタ株 世界で猛威を振るう ワクチン摂取率は?

デルタ株が世界中に蔓延。経済に悪影響はないのか。

 

世界中で、新型コロナウイルスのデルタ変異株の感染拡大が深刻化している。

日本 1日の感染者数が、初の15,000人を超える。

タイ 1日当たりの新規感染者と死者は過去最多を更新した。

インドネシア 連日4万に超え

ベトナム 7日間の平均で1日7000人超え

 オーストラリア シドニーとメルボルンでは新規感染者が現在の感染拡大局面で最多となった。

 ロシア 6月のコロナ死者は2万7118人と、1月以来の多さとなった。

 ポーランド 新規感染者が176人と、6月中旬以降で最多となった。

 米国 1日当たりの平均が10万人を超えた。今年初めの急増時と同水準。

    8月6日は25万人超え。

 中国 6日に報告された新規国内感染症例が95件、そのうち無症状症例が20件

 

世界中で新型コロナの新規感染者数が急増しています。

世界の新型コロナ感染者数は2億170万人、死者数は427万人。




経済への影響は?

これだけ感染が広まっているにも関わらず、株価は特に反応していません。S&P500は連日高値を更新しています。ただしアフターコロナが見えてきたのか、コロナ禍で利益を得てきたNASDAQは伸びは鈍化していきそうです。

おそらくワクチンの摂取が進めば、感染者数も減り、重症化患者も少ないので経済への影響は軽微であろうと予測されていると思われます。

巨大企業GAFAMのグーグル・フェイスブック・マイクロソフトでは出社する従業員には、ワクチン接種を義務化させる動きが出ています。

アマゾン・ドット・コムはワクチン摂取に景品。新型コロナウイルスワクチン接種を証明できるフロントライン従業員を対象に、最大50万ドル(約5500万円)の現金や自動車、休暇パッケージ旅行など総額およそ200万ドルが当たる抽選くじを行います。

副作用を恐れてワクチン摂取を拒む人々もいますが、ウィルスの凶悪化、感染拡大などで打たなければいけない流れになってしまいそうです。米政府ではワクチン接種していない外国人は、入国禁止を検討しているとのことです。




世界のワクチン接種率

各国の接種率の状況です。2回摂取した人の割合です。

チリ     64.54%
カナダ    61.31%
スペイン   60.43%
イギリス   57.52%
イタリア   54.71%
ドイツ    53.71%
アメリカ   49.61%
フランス   49.37%
ポーランド  46.85%
トルコ    33.50%
日本     32.86%
モロッコ   29.45%
コロンビア  24.96%
ブラジル   20.83%
メキシコ   20.81%
ロシア    18.56%
中国     15.51%
韓国     14.98%
インドネシア 8.37%
インド    8.04%

世界的に見ると、まだまだ摂取が進んでるとは言えない状況ですね。

 

まとめ

デルタ株が蔓延すると、何らかの影響が経済にも出ると思ってしまいますね。ワクチン摂取が進みさえすれば、影響は小さいと市場は見ています。米国株にはそれほど悪影響がないと見ているので上がっているのでしょう。

しかし日本は今までにないペースで感染拡大しています。日本株は下落トレンドに入っており、さらにコロナの感染拡大が続くため、上値が重い展開になりそうです。




 

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