【2023年6月投資レビュー】ロケット相場の勝者と敗者の比較

今週の投資市場は、一部の資産が「ロケット相場」を続ける一方で、他の資産は調整局面に入りました。円安の影響でドル建てのポートフォリオが多い私の評価額はそれほど影響を受けていません。今回は、2023年6月のポートフォリオのパフォーマンスを検証し、資産の強さと弱さを詳しく解説します。

 

1.好調だった資産ランキングTOP3

1位 日本の総合商社株

素晴らしいパフォーマンスを出し続けています。(数値は先月比)

ウォーレン・バフェット様の買い増し報道が出てからは、さらに価格が高騰しています。

三菱商事 +27.2%

伊藤忠商事 ∔21.12%

住友商事 ∔18.12%

三井物産 ∔27.44%

バフェット様には稼がせてもらってます。迷ったときは、バフェットが購入した株を買えばいいんじゃないか?と思います。

2位 ビットコイン

今週末から激しく上昇しました。暗号資産市場の上昇の要因としては、ブラックロックなどの大手企業が現物ビットコインETF(上場投資信託)の申請を行ったことや、米国規制当局の証券法違反の疑いで提訴された大手暗号資産取引所が反撃に出たことなどが挙げられます。

ビットコイン 先月比+17.8%

 

3位 JFEHD

JFEHDは+15.51%でした。

 

他の鉄鋼関係が強い。日本製鉄も+13.05%と好調でした。

鉄鋼関係銘柄が好調な理由として

  • 鋼材の値上げが浸透して収益が改善したこと。JFEHDは2022年3月期に大幅な収益改善を達成。日本製鉄は4年8カ月ぶりの高値をつけ、欧米の製鉄株も年初から上昇が目立ちました。
  • 中国の経済再開による鉄の需要回復期待が高まったこと。中国は世界最大の鉄鋼消費国であり、インフラ投資や自動車生産などで鋼材を多く使っています。
  • 在庫評価益という一時的利益が発生したこと。鉄鋼原料(鉄鉱石・石炭)の価格が急に大きく上昇すると、既に保有している在庫の価値が高くなります。
  • 脱炭素化の流れによる鉄の供給制限コロナ禍からの需要回復により、世界の鉄鋼需給がひっ迫していること。日本の鉄鋼メーカーは環境対策や品質管理などで優位性を持っており、海外からの需要も高まっています。

等、プラス要因が挙げられていますね。

さらには直近で外国人投資家の割安な日本株買いが盛んであり、その恩恵も受けていることもあります。

バフェットさんの、「日本への投資」「割安な日本株」発言も追い風と思われます。




2.不調資産ランキングTOP3

3位 SOXL 半導体3倍レバレッジ商品

このような上昇相場でもさがったのはSOXL。

先月、今月前半は好調でしたが、さすがに上がり過ぎたのか、下落が始まっています。下落時の損失も3倍になるので、落ちるときはマッハです。

SOXL -1.86%

2位 タマホーム

上昇相場の中で、株価は相当落ちました。

タマホームの株価が6月に下落している要因について、以下のような情報があります。

  • 配当権利落ち日が6月1日であったこと1。タマホームは5月末一括配当で、22年5月末は120円配当を計画しており、配当利回りは4.4%の高水準でした1。また、株主優待として、保有3年未満では500円分、3年以上では1000円分のクオカードも贈呈していました1。配当権利落ち日には、手仕舞い売りの動きが優勢になりやすいです。
  • 5月度受注額が前年比10%減であったこと。タマホームは6月13日に5月度受注速報を発表しましたが、新規受注棟数は前年同月比10.0%減の1,057棟となりました2。新型コロナウイルスの感染拡大や緊急事態宣言の影響で、来店客数や契約締結数が減少したと見られます。
  • 住宅建設関連株全体の調整局面に入っていること。タマホームのほかにも、住友林業や大和ハウス工業などの住宅建設関連株も6月に下落しています3。住宅建設関連株は昨年から今年にかけて大きく上昇しましたが、最近は利益確定売りや需給悪化などで調整局面に入っていると言われています

負の要因がそれなりにあったという事でしょうか。

タマホーム ー5.88%

1位 BNGO ゲノム関連銘柄

私の持っている資産で、筆頭負け頭です。

小型グロース株なので、当たればデカいが、外れる確率の方が高いので、順当と言えば順当です。

BNGO株価が下がっている理由について、以下のような情報があります。

  • Reddit効果の反動で利益確定売りが出たこと。BNGOは2020年のほとんどをペニーストックとして過ごしましたが、Redditの投資家たちがBNGOを話題にして株価を急騰させました1。しかし、現実にはBNGOの業績は低迷しており、株価の上昇は持続できませんでした。
  • バイオテクノロジー関連株全体の下落に巻き込まれたこと。BNGOのほかにも、バイオテクノロジー関連株は6月に下落しています。バイオテクノロジー関連株は昨年から今年にかけて大きく上昇しましたが、最近はインフレ懸念や金利上昇などで調整局面に入っていると言われています。
  • 特に目立った材料がないこと。BNGOは最近、自社のゲノムマッピングツールSaphyrに関する重要なニュースや契約を発表していません3。SaphyrはBNGOの主力製品であり、その需要や採用状況が株価に大きな影響を与えます。

全くいいところなし、さっさと売りたいですが、自分への戒めの為に、残しています。

BNGO ー7.96%

まとめ

ウォーレン・バフェット氏の日本株投資や暗号資産市場の動向、鉄鋼業界の状況などを考察することで、投資の先行きを見通すことが可能になります。しかし、同時に小型グロース株のリスク、末路や分散投資の重要性も学ぶことができました。これからも市場動向を注視し、適切な投資判断を下していきたいと思います。

今月も私の投資レビューをお読みいただき、ありがとうございました。今月は皆様にとって良い投資月となりますように。

現時点での6月の投資成績:+2,022,292

 

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