SDGsとESG投資について。

SDGs(Sustainable Development Goals)は近年、聞き馴染みがでてきた言葉ですが、日本語で「持続可能な開発目標」と訳されます。

この基準には世界や社会を良くする17の目標が定められています。

これら17の項目に取り組んでいる企業に投資してください、という指標です。

次に投資の世界で良く使われているESGとは何なのでしょうか。

E=Environment (環境)

S=Social(社会)

G=Governance(統治)

の頭文字を取ってESGといいます。

SDGsは目的

ESGは目的を達成するための手段

として分類されます。

今回はESG投資とは何か?についてまとめます。

 

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ESGとは何か。

おもに投資の世界で「ESG投資」という言葉で使われています。

投資家はESGに取り組む企業に投資をしなさいと言われています。なぜESGに配慮した企業に投資すべき、と言われるようになったのでしょうか。

ESG投資の経緯

2006年 国連がPRI(責任投資原則)を定めました。環境、労働、企業倫理を重視して、企業に投資するように投げかけました。これがESG投資の最初きっかけです。

2015年にSDGsが制定されてから、日本でも馴染みとなりESGという言葉も日本でも使われるようになりました。

2021年6月11日、東京取引証券所はコーポレートガバナンス(株主の権利保護と不祥事防止のための経営監視の仕組み)を改定しました。2022年にはプライム市場(グローバル市場)への上場企業には海外並みに一段と高い基準を求めています。

改定内容は以下になります。

東証のコーポレートガバナンスの改定。企業に求めるESG項目について。

E:Environment (環境)

気候変動によるリスクの開示を強く促す。

環境に影響を与える活動を強く意識し、情報開示を徹底する。

 

S:Social(社会)

ダイバーシティ 女性取締役の登用

特に注目が高いのは、ダイバーシティ(多様性・相違点・多種多様性への取り組み)です。女性、人種、ジェンダーなどを認めるということでしょう。

日本企業は女性取締役への登用をすすめる方針。

各国の大企業の女性役員比率を調べると、

フランス 45%

ドイツ 36%

英国 33%

米国 28%

日本 10%

韓国 5%

日本は先進国のなかで、女性比率が圧倒的に下位の国ですね。日本企業もグローバルスタンダードに合わせていかなければなりません。

女性の取締役候補がいないと言われますが、従来の年功序列等、社内の人事ローテーション等を見直し若い人、若い女性を抜擢しやすくなる環境づくりが必要なのではないかといわれています。

G:Governance(統治)

社外取締役の比率を1/3以上にする。透明性の強化。

社外取締役を増やす。多様な人材を確保し、いろいろな視点を持つことが重要です。同じ社内の人間で固めるよりも、すでに凝り固まってしまった企業文化から脱却しやすくする事と、企業の情報開示など、透明性が強化されるなどの、メリットがあります。




ESGに取り組むメリットとは

ESGに積極的に取り組む企業には資金が集まり、株価に反映されやすい。

ESG格付けの上位企業の時価総額を現在と2016年の比で見ると、上位銘柄は時価総額が4割上昇しているのに対し、中位、下位の格付け企業は2割程度の上昇にとどまっています。

また日銀の分析によれば、企業業績にポジティブな影響を与えるという論文があり、ポジティブな影響48%、中立が23%、混合が18%、ネガティブな影響が11%になるとの結果がでています。約半数の企業業績に良い影響が出ている事になります。

これらの結果からも、ESGに力を入れている企業は優秀である可能性が高く、投資対象として有望ということになります。

 

ESG関連への投資信託が人気

近年では資金の集まりやすいESG関連の投資信託が人気です。

代表的な3つのファンドを調べてみました。(2021年9月現在)

グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド

購入時手数料3.3% 年率1.848%

リターン6ヶ月 7.7% 1年 20.55%

純資産総額 7473.1億円

リターンはそこそこですが、手数料が高すぎますね。買う時に3.3%掛かり、年間で1.848%とられます。高すぎますね。

ベイリーギフォードインパクト投資ファンド

購入時手数料3.3% 年率1.518%

リターン6ヶ月 58.17% 1年 63.37%

純資産総額 7473.1億円

組入上位銘柄

ことらも購入時手数料が3.3%かかると書かれていますし、年利でも1.518%取られます。良い成績を残していますが、手数料が高すぎます。ESGは重要な指標のようですが、個人的にはあまり買う気になれません。

 




ブラックロックESG世界株式ファンド(為替ヘッジなし)

購入時手数料0 年率0.7638%

リターン6ヶ月 31.99% 1年 36.87%

純資産総額 33.22億円

こちらは購入手数料は不要。管理手数料は年率0.7638%で、最初の2つよりも安いです。手数料は高い気がしますが、ESG関連の投資信託では安いほうなのでしょう。

ざっと見る感じ、安い手数料の投資信託はなさそうですね。買うならこのあたりで妥協するしか無いのかもしれませんが、現在の投資信託は手数料が高すぎて、魅力を感じません。

まとめ

世界や社会を良くするするためには、今後ESGが当たり前の社会になるでしょう。ESG重視=良い企業であり、そのような企業に投資することが普通になります。逆に、ESGを重視しない企業には、投資されにくくなります。ESGはいまや投資の重要なモノサシなのです。




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