社会的証明の原理
返報性 コミットメントと一貫性に続き、3つ目の武器、「社会的証明」について
社会的証明の原理
特定の状況で、ある行動を遂行する人が多いほど、人はそれが正しい行動だと判断する。
言われてみれば、気づくことがあるはずだ。
テレビに録音された笑い。
わざとらしい・・・・と思いませんか?
だけど、大して面白くない内容でも、つられて笑ってしまう。
友人と会話をしていて、一人が笑うと、つられて笑ってしまう。
わかってても、体が自然に反応してしまうのです。
なぜか?
他の人みんながやっていることなら、通常はうまく機能する
からだ。経験的にも、本能的にも大多数の人がおこなうということは、何らかのメリットがあると考えられる。。
この力は、良い方向にも使えるし、悪い方向にも使えます。
良い事例
一人ぼっちで誰とも友達を作らない子に、みんなと楽しそうにしている映画を見せる。
↓
仲間と交わるようになる。
犬が嫌いな子に、小さな子供が、犬と楽しそうに遊んでいる場面を見せる。
↓
恐怖心が減少し、犬を恐れず、遊ぶようになる
みんな、本能に従うようにできているんですね。自分と同じくらいの立場、年齢ぐらいの人が、していることをみると、それが正しいように特に思うといいます。
これを悪い方向(お金儲け、人を欺く)に使う人もいます。
悪い事例
バーテンダーが、チップ入れに紙幣を入れておく。
↓
皆がチップを入れる確率が上がる。
宗教では、信者にサクラを入れ、寄付をつのる。
↓
寄付が増える
いわゆる、「サクラ」ってやつで、先程の笑い声を入れると面白く感じると同じ原理ですね。
人は他人の行動をみると、正しく感じる。特に誰も動かず不確かさな状況では、より強く影響をうけるのです。
このあたりを理解しておくと、人を意図的に操れ、コントロールできてしまいます。
3つ目の武器もかなり強力ですね。
影響力の武器、一読の価値ありです!
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