超効率勉強法 「勉強の仕方」を勉強して、勉強効率を上げる。
勉強にもやり方がある。知っているのと知らないとでは、時間効率、勉強効果に大きな差が出ます。学校の授業でもしておいたほうが良い内容です。変化の早い現代こそ勉強しないと、周りやテクノロジーの変化に置いていかれます。大多数の方は長時間の確保が難しいと思いますので、時間効率をあげるために、今回は勉強法について書いていきたいと思います。
今回参考にした本は以下です。この本の内容をもっとはやく実践できてれば・・と思いました。😂
アクティブラーニング 勉強を自分ごとにし、自ら学ぶ姿勢
勉強で最も重要なこと、それはアクティブラーニングだといいます。
要するに、自分ごとにして、自ら積極的に勉強しないと、頭に入らないということです。従来の教室で先生に教えてもらっていた、「授業型」は受け身です。自ら学ぶ姿勢をまずは作りましょう。この勉強は何のためにするのか。自分のためになるのか。将来のためになるのか。目的を考えてみましょう。
アクティブラーニングには2つのポイントがあります。
ポイントその1:想起 ~勉強内容を記憶に定着させる~
想起とは何か?思い出すことです。人間は思い出すことで、記憶を定着させることができます。
この想起を誘発させるために、3つのしくみを利用しましょう。
しくみその1 クイズ化
想起の作業を強制させることとして、クイズやテストをしながら学ぶことです。クイズを出すということは、答えを思い出さないといけませんよね。
例:読書 「まず読む → 本を閉じる → 思い出す」 を繰り返す。1ページずつ
ノートを取る「テキストを読む → 閉じる → 思い出しながらクイズ化する → ノートを半分におって、クイズをノートに書く →半分に折ったノートを開いたところに、クイズの答えを書く。 」などミニテストをつくりながら書く。
自分でクイズやテストをつくりながら勉強することで、想起を強制する手法ですね。想起の回数は多いほど記憶に定着するので、頻繁に作ったほうが良いです。
しくみその2 分散学習
①復習は間隔を開けてする。間隔を少しづつ伸ばしていくこと。
学習する時間は、間を開けると効率が上がります。人間には覚えること量に限界があります。脳細胞が記憶のネットワークをつくるのに、物理的に時間がかかるためです。そこで、一旦覚えてから間を開けて復習すると、記憶の定着率があがります。(忘れない長期記憶への移行)忘れた頃に思い出すのが最も記憶に残るのですが、ベストなタイミングがあります。
1~2日後 → 7日後 → 16日後 → 35日後 → 62日後
この周期で計5回 復習すると、もっとも記憶に残ると言われています。大体、倍にしていく感じですかね。あくまで理想なので、これらの間隔に近い周期で復習するといいと思います。
②インターリービング学習
人間は同じことを長時間続けると、考え方が凝り固まってしまいます。そして単調なことの繰り返しで飽きがきて、想起するタイミング・回数が少なくなっていきます。
これを防ぐために、短期間で違う学習をミックスさせながら勉強するということです。
例えば,数学を90分勉強するなら数列ばかりやらないで、 数列30分 微分30分 確率30分など3つに分けたり、数学30分 英語30分 理科30分 など、教科自体を分けることです。分け方としては、均等に3つに分けることです。1時間勉強するなら20分ずつ。
そして、必ず休憩を20分程入れて、記憶を定着させる時間を作る。ぶっ続けの勉強は脳に負担がかかるだけで、記憶に定着しません。脳に記憶定着のネットワークを作る時間として、何も考えない休憩時間を入れましょう。
③チャンク化
チャンクとは意味のある情報のかたまりのことを言います。
バラバラの情報を、意味のある1つのグループにまとめます。例えば健康なら、「健康」 → 「運動」・「食事」・「睡眠」 など、3つの要素と結合させて覚えることです。健康というラベルに、運動・食事・睡眠がセットになっていると考えましょう。これをラベル化といいます。
健康というは、運動と食事と睡眠によって保たれる。このように要素をグループ分けして覚えると、人は単体で覚えるよりも、記憶に定着させやすい性質があります。
携帯電話の番号も 090〇〇○〇〇○○○で全てを1つの要素として覚えるよりも、
090-〇〇○○ー○〇〇○と3つの要素にして覚えた方が覚えやすいです。
チャンクを沢山つくって覚えていくと、そのうちチャンク同士がつながっていき、いろいろな応用が出来るようになります。勉強によって、応用力がつきます。
ポイントその2:再言語化
勉強した内容は、もともと人の言葉で書いてあるものを、自分なりに解釈し覚えたと思います。でも、分かったつもりになっていて、いざ説明しようとすると、実は分かっておらす、説明ができない事が多々あるのです。今度は、学んだことを自分の言葉に置き換えてみることを再言語化といいます。再言語化をしてみると、実は分かったつもりになっていて、勉強不十分だったところが見えてきます。再言語化するしくみをつくりましょう。
しくみ1 自己解説
一旦学習を終えて、自問自答しましょう。
①学びたい内容をリスト化する。
例として「ウォーレン・バフェットの投資本」を読んだとしたら、内容を
「ウォーレン・バフェットの投資手法」等をリストに書き出す。
②原因とメカニズムに関する質問を自分に投げかける。
何故、バフェットは圧倒的な利益を長期的に出し続けられるのか?その手法とは具体的に何か?
何故そうなのかを自分に投げかける。
③テストをする。
質問の答えに答えられるか書き出す。書ければ自分はしっかり理解しており、書けなければ分かったつもりになっていたことが分かります。
しくみ2 他人に教えてみる。
他人に教えるということです。教えるには自分がしっかり理解していないと相手に理解させることはできませんよね。自分の理解を深めるために教えてみる。なるほど、とてもいい手法です。
相手がいて、説明することが出来れば一番いいですが、でも他人もそんなにヒマじゃないし、自分が学びたい内容を相手も学びたいとは限りませんよね。そこで、手法を考えていきます。
①ペットやおもちゃに話しかける。
相手は聞いていなくても、こちらから一方的に話しかけれ全然効果はあるといいます。誰かに見られると恥ずかしいので、見られないような場所でやってみましょう。
②教えるつもり勉強法
教えるつもりで勉強すると、教えなければならないので、勉強が他人事でなく自分事になり、アクティブラーニングになります。教えようとする意識を持つだけで、脳が理解しようとして、勉強の理解度が向上するのです。
③10歳児に教えるつもりで勉強する。
10歳の子供に教えるには、難しい表現ではいけません。小さい子供でも分かるように噛み砕いて教えようとする事はとても難しいです。しかしシンプルな表現に置き換えていく過程で、理解が難しい内容でも理解出来るようになります。例え話や相手が知っているであろう知識をつかうと、複雑な事も、シンプルな事に置き換えられ、理解が深まっていきます。
まとめ
勉強にも脳科学的なエビデンスのある手法を取り入れる事によって、効率が違うことが分かりました。学生の時に知っていれば、もっと効率よく勉強ができたと思うし、これからも勉強は必要なので、知っておいて損は無いでしょう。
脳が飽きないように、アクティブラーニングである、「想起」、「再言語化」する。脳の記憶が定着するために、「休憩時間」を入れていく。
これだけで、従来よりも効率的に知識が吸収でき、理解も深まっていくと思います。脳が学習する仕組みを理解し、勉強に取り入れてみてください。ちなみに、私のようにブログを書く行為も、相手にわかりやすく書く事を心がけますので、再言語化(ティーチング・テクニック)になり、一種の勉強になっているのかもしれません。
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