短期投資と長期投資で利益を最大化する。
短期投資の基本的な考え方をについてです。
ここでいう短期投資とは、当日に売り買いするデイトレではなく、数日間~数週間単位、長くても数ヶ月で売り買いする投資のことを言います。長期投資は老後資金にするための資産で、売却せずに買い続けます。長期投資と短期投資を使い分けることで、パフォーマンスを上げ、更に大きな利益を得ることがでます。
資産の割合としては、70~90%を長期投資、10~30%を短期投資に振り分けて運用する。ある意味、資産を分けることができるのでリスク分散にもなります。youtuber投資家、高橋ダン氏が推奨する手法です。
また、短期投資で必要な知識、テクニカル分析を知っていれば、気づかずに通り過ぎてしまうチャンスを拾う事ができ、短期的に波に乗っていくことで、利益を得ることもできます。
過去の統計データにより、先々にどのように相場が動くのか?をテクニカル分析が示してくれます。チャート(株価の値動きをグラフ化したもの)に逆らわず、自分で判断せず、チャートに判断してもらい、ルール通りにただ従えばいいのです。規律性が高く、チャートに従うことができる人こそ、利益を出せます。
今回は、短期投資の考え方についてです。
短期投資の考え方
1. 波を見つけ、波に乗る。
まずは、機会を見つけて買うところから始まります。テクニカル分析力を身に着け、チャートを眺めてどこでポジションを取るのか?を決めます。以下は注意すべきところです。
少額で購入する。
長期も短期も同じですが、大きなダメージを受けることを避けなければいけません。従って、資産の5~10%の範囲を上限として購入して下さい。
小さなリターンを積み重ねる。
1回大きく勝つよりも、1/10の利益を10回積み重ねる方が確率が高い。これもチャートに従うことで、自然とそうなっていく。
「下落したナイフ」は掴まない。落下した事を十分に確認してから拾い上げる。
暴落中は手を出さない。いつ安全になり、購入すれば良いかは、チャートが教えてくれます。
2. 損切
損切を制するものは、投資を制する。くらい大事なことです。
大きく儲ける<<<<大きく損をしない。
事の方が重要です。大きく損をして資金が底をつき、引退に追い込まれないようにしましょう。そこでとても大事なことが、損切です。
投資に100%はありません。バッドニュースや世界情勢の変化などで、日々の相場は容易に変わりますし、予想通り動かないことは必ずあります。その時に損切できず、「反転するはずだ!」などと自分の判断を入れてしまうと、破滅する可能性さえあります。
小さな損は、何回しても構いません。大きな損だけは避けるようにルールを決め、以下のテクニカル分析でチャートに従いましょう。
3. テクニカル分析で、チャートの動きに従う。
テクニカル分析で主に使用する基本的な事を簡単に説明します。
これらを総合的に使うことで、価格が上がるか、下がるのか、いつ売り買いするのかを判断します。
①キャンドルチャート
チャート(株価の値動きをグラフ化したもの)に基本的に使われる形です。
ローソク足なんて言われますが、みなさんもよく見られる、おなじみのやつです。
陽線と陰線で表示され、これがつながっていくことでチャート化(グラフ化)されます。
※日経平均のチャート
チャートはキャンドルチャートが一般的です。
以下、テクニカル分析で使う指標です。
②出来高(ボリューム)
どれだけ株の取引が行われたかを棒グラフで示したものです。出来高が多いほど、活発な売り買いがされたということです。また、売り込まれたのか、買い込まれたのか、売り買いの圧力を見ることが出来き、価格の転換点を示します。
③移動平均
過去の平均価格を線でつないだものです。5日移動平均は過去5日間の平均価格を、25日移動平均は25日間の平均価格を線でつないでいます。移動平均の動きによって、価格がどう動いていくかを予測することができます。
※ボリュームと移動平均の見方は以下の記事を参照下さい。
④MACD
MACDとは2本の移動平均線(MACDとそれを単純移動平均化したシグナルの2本のライン)を用いることで、相場の周期とタイミングを捉える指標です。MACDの傾きから価格の方向性を見ることができます。
⑤ボリンジャーバンド
今現在の価格が割高なのか、割安なのかを測る指標です。買い時、売り時を判断する時に使います。
⑥RSI
価格の値動きを予測するときに使用する指標です。割高、割安及び、価格が反転するタイミングを示します。
※MACD、ボリンジャーバンド、RSIの見方は以下の記事を参照下さい。
今回は短期投資の考え方、注意点を主に書きました。次回から、テクニカル分析で使用する指標、②~⑥について具体的にどう見れば良いか?を書いていきたいと思います。これらを総合的に判断することで、より精度の高い値動きを予測することが出来ます。
おすすめ本
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