精度の高い未来予測【群衆の叡智】は株式市場の予測で使えるのか。

多数の予測を集めて平均を取っていくと、真実の数値に近づいていく。

株式投資で代表的な指数としてのS&P500,Nasdaq100は特定の市場全体の時価総額の数値になります。

これらの数値を市場平均と言いますが、基本的に本来あるべき数値に先々の予測、期待が加わった数値と言えます。

この数値を出すためには世の中に星の数ほどいる投資家たちの思惑・予想が平均された企業価値となります。

ではこの数値は本当に正しいのか。

様々な意見がありますが、この回答では「群衆の叡智(ぐんしゅうのえいち)」という考え方を、取り上げていきたい思います。

群衆の叡智ってなに?

まず、この概念を説明します。

ネットでググると

群衆の叡智(Wisdom of the Crowd)とは、大勢の人々の個々の意見や予測の平均が、専門家の意見よりも正確であることがしばしばあるという概念です。このアイデアは、多様な人々からの情報が集まることで、個々の偏見やエラーが相殺され、集合的な判断が向上するという考えに基づいています。

牛の体重を予測する事例

群衆の叡智は、イギリスの科学者フランシス・ゴルトンが1906年に行った有名な実験に由来します。この実験は、群衆の叡智の概念を示す古典的な例として広く知られています。

ゴルトンはある農業見本市で、訪問者に競走用の牛の体重を推測してもらうコンテストを開催しました。参加者は約800人で、彼らは牛の体重を見ただけでその重さを書き留めました。ゴルトンは参加者全員の推測の平均値を計算したところ、実際の牛の体重(1,198ポンド)とほぼ一致する1,197ポンドという驚くべき結果が出ました。

この実験は、個々の推測には大きなばらつきがあったにも関わらず、群衆全体の平均値が実際の値に非常に近いという事実を明らかにしました。ゴルトン自身もこの結果に驚き、これが群衆の叡智の概念の出発点となりました。この事例は、群衆の中の多様な意見が集まることで、個々の偏見や誤りが相殺され、予期せぬ精度の高い予測が可能になることを示しています。

 

なるほど、皆さんの意見はバラバラになりますが、最終的には真の数値に近づいていくという事ですね。

数学では「平均の回帰」という考え方がありますが、物事は試行回数、N数を増やせば増やす程、平均に近づく。何事も、最後は平均値に落ち着くという事だと負います。

では、株式市場の予測に群衆の叡智は使えるのか?

結論からすると、完全には一致しないと思われます。

理由として、この概念が機能するためには、参加者が独立して意見を形成し、十分な多様性があることが重要です。集団思考や情報のカスケード(情報の波及効果)など、群衆の叡智を損なう要因も存在します。

S&P500、NASADAQ100等の数値は今やリアルタイムで見えてしまい、予測を立てるにしても、独立した回答にはなりえないからです。数値は見た瞬間に、高いものを買いたくなったり、安いものを売りたくなったり。値を見てしまうと予測も結果に左右されてしまうからです。

それでもやっぱり市場平均が正確な値に近い理由。

もう少し考えると、市場には様々な思惑が入り乱れ、過大評価されている銘柄、過小評価されている銘柄が存在している可能性が高いことから、市場平均と、群衆の叡智は密接に関係していると思われます。市場平均は多数の個別株の時価総額の平均であるので、基本的には正確な値に近づいていくと思います。

 

凡人の自分には、インデックス投資が正解。

やっぱり自分にとって大きな金額を購入するなら、できるだけ幅広く市場平均を買っているインデックス投資に一票。

個々の投資家が市場全体の動向を正確に予測することは難しいですが、市場全体に投資することで、個々の株式のリスクを相殺し、市場全体の平均的なリターンが追及できます。市場価格の正解に最も近く、適正な価格で買える、すなわち割高で買ってしまうリスクが小さい投資として、間違いないのかな。と思います。

これは個別株やインデックスを買ってきた経験から確実にリターンを得ることができる、インデックス投資が個人的には最も良い方法だと考えています。

個別株投資をして、多数の銘柄を分析し続け、監視し続ける事は、時間的もできません。また、自分には群衆の叡智を上回る能力があると思えないからです。

参考書籍 ウォール街のランダムウォーカー

 

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