年齢でお金の価値は変わる。何歳で貯蓄を切り崩すし始めるのが正解なのか?

世の人たちは、あまりにもお金を使わずため込んだまま死ぬ。

お金の価値が高まるとき。これは最適なタイミングで使う事に他なりません。

しかし、大半の人は老後資金を貯め続け、いざ老後になってもその資産をほとんど切り崩すことなく死亡することになります。

そこで最適なお金の使いどころはいつなのか?記事にまとめてみました。

いつ資産を切り崩せばいいのか?

人生を楽しむとき、思い出を残すとき。そこで大きな金額を使う人、節約して我慢する人。お金に対する価値観は、人それぞれだと思います。

でもせっかくの人生。お金を貯めるだけ貯めて死ぬのは本当にむなしいと思います。

人生をそれなりに楽しめて、資産を減らした方がいいタイミングは

45~60歳

です。

これは健康的であり、お金を楽しんで使える年齢から来ています。

60歳を超えてくると、健康状態も若い時に比べて悪くなり、活発な活動ができなくなります。

お金を使わないうえに株や債券などの資産からの利息、それに加えて年金の受給。

また、仕事が好きな人はさらに働いた収入まで引き続き得ているでしょう。

そうなると我々投資家は、お金を節約して増やし続け、気付いたら使わずに死んでいる。

そんな結末だって、ありえるのです。

では、いつ資産をいくら切り崩せばいいのか?

この答えに関して、参考になる計算式があります。

死ぬまでに必要なお金 = 一年間の生活費 × 死ぬまでに想定される年数 × 0.7

だそうです。

例えば一年間の生活費が350万円だったとしましょう。

そして、現在の年齢55歳。寿命を90歳としましょう。すると余生は35年になりますから

死ぬまでに必要なお金=350万円 × 35年 × 0.7 =8,875万円

となります。

この金額に達すれば、それ以上お金を貯める必要はなくなります。

この乗数の0.7というのは、我々投資家が持っている資産(債券、株式など)から得られる利息があり、資産が増えることを考慮した数値です。この07は、保守的に考えて利息3%で考えた場合の乗数になります。

もし資産から得られる利息が5%であるならば、

死ぬまでに必要なお金=350万円 × 35年 × 0.58 =7105万円

という事になります。

こんなに貯められるか、という人もいるでしょうが、働いて得られる収入や、将来もらえる年金を考慮した場合、必要な資産はもっと少なくて良いことになります。

仮に、年金を年間に200万円くらいもらえるとすると、必要なお金150万にまで減ります。

また、高配当株ETFや、安全な債券に切り替えれば、利息によって必要資金はさらに減るでしょう。

そうすると、お金は全く減らなくなりますよね。

まずは自分にあったプランでシュミレーションしてみましょう。

 

まとめ

とりあえず、年齢や個人の生活費にもよりますが、50歳代で、生活費が350万円/年間で、資産8000万円を達成した場合は、老後資金はそれなりに確保できたと思って間違いなく、働かなくても毎年に必要な生活費を資産からを切り崩しても、問題ないことになります。自分の老後に必要なお金がシュミレーションできたら、さっさと使っていけると良いですね。年をとると、そんなにお金を使わなくなりますし、収入以上に使わないのであれば、資産は減らないですから。

そう考えるとにお金を貯め続けることが、無意味になるのか。まだ元気なうちに、自分がしたいことのために、意味のある使い方をした方をしたり、大切な人のために使った方がいい等、色々と考えさせられます。価値観は人それぞれですし、この考え方は、必ずしも生活を保証するものでもありません。様々な高齢者のデータから導き出された結論の一つであります。是非ご参考までに。

※今回の記事で参考にした書籍は以下です。

DIE WITH ZERO ゼロで死ね

切り崩したお金は、以下のような使い道もありますよ。詳細はリンク先へ

自分が死んでから、資産を子供に与えてはいけないらしい。

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