熟睡できるか?で投資の適性リスクを取る。
投資というものは、リスクがつきものです。年齢、性格、投資歴、慣れ・・・・など様々な要素でリスクに対する感度が変わってきます。要するに、適性リスクというものは、個人個人皆違うということです。
今回は資産ごとに安眠度を設定しました。
ご自分のリスク許容度の基準として見てもらえればと思います。
資産の種類について
大雑把に資産クラスを分けると。
株式 国債 社債 不動産 預金など。
資産ごとの一般的な安眠度とそのランク付けをします。
安眠度1位:熟睡・・・銀行預金
はっきり言って、まったく元本が動きません。預金の変動におびえている人はいませんので、銀行預金は熟睡できるはず。
期待リターン0~1%
安眠度2位:安眠・・・米国債、物価連動型国債TIPS
米国債
言わずと知れた、信用度の高い米国の債券。これはアメリカが債務不履行にならない限り、元本が保証され、利息を払ってくれる。ただし、金利の影響を受けるので、価格変動がある。満期まで持てば元本保証ですが、途中売却も可能です。
期待リターン+3~4%
TIPS
投資家を苦しめるインフレ。これはインフレを価格に反映してくれる優れもの。
外国株のETFでも販売してます。
期待リターン 0.5~1%+インフレ率
安眠度3位:時々夢を見る。・・・格付けの高い社債
高格付けの社債。満期まで持てば元本保証。途中売却も可能。
一般的に、優良企業とされる企業の社債。アメリカの国債よりも企業なのでデフォルトの確率は上がる。そのリスクプレミアムが上乗せされている。優良企業といえど、デフォルトの可能性は十分にありえる。
期待リターン 3.5~5%
安眠度4位:インデックス投資・・・・寝つきが悪くなる。
株式は価格変動が債券にくらべ、大きいです。このインデックス投資はS&P500、NASDAQ100、日経平均株価などの市場平均に連動するものです。一日の変動で数%動くことがあります。投資額が大きいと、その変動も大きく投資家のメンタルに影響を与えます。複数社に分散投資しているので、価値が0になる倒産リスクは非常に少ない。
期待リターン 5~6.5%
安眠度5位:大型株優良企業の個別株式・・・寝つきが悪くなり、夜中に目が覚める。
個別株式は価格変動がインデックス投資にくらべて大きいです。一晩に10%、20%近くも変動する事がありえます。長期的に見て価値が半分になったり、倍になったりは良くあることです。
価格変動の大きさ、倒産したら元本保証なし。これらが投資家のマインドに与えるダメージは、相当なもの。
期待リターン 6~7.5%
安眠度6位:不動産・・・睡眠足りるが、眠りが浅く夢を見やすい。悪夢を時々見る。
不動産現物を持つことは実はストレスが大きい。ローンによる返済、維持管理に気を使ったり、場合によっては入居者からのクレーム対応など。
※ただし、REITに投資する場合は株式と同じなので、上記4位と同じストレスとなる。
期待リターン 6~7.5%
安眠度7位:小型成長株中心の分散ポートフォリオ・・・・しばしば悪夢をみる。睡眠が不足し始める。
小型株は価格変動が非常に大きい。成長の余地が隠されているからです。ただしその反動も大きく、暴落して消えていく可能性も同様に高いです。この大きな価格変動によって、投資家は気になって眠りが不足し始めま%す。
期待リターン 6.5~8%
安眠度8位:新興市場株式に分散したポートフォリオ・・・睡眠不足
大半の人が睡眠不足に陥る、新興市場のポートフォリオです。
バイオテクノロジー、クリーンエネルギー、仮想通貨など、これから伸びる分野には様々な企業が参入してきます。当たれば爆益、外れれば元本を失う。
そんな二者択一の選択に迫られるのが新興市場株式です。どの企業が勝つのか、ほんの一握りの勝者を狙って投資する。ハイリスク投資になります。これは新興国の企業株式も同じです。
期待リターン 9~10%
まとめ
あくまで上記の基準は一般論に当てはめただけで、万人に通用するとは限りません。
どんなにハイリスクな投資をしても、ぐっすり眠れる人、敏感で株式は無理な人。
さまざまな人がいる中で、誰にも適用される正解はありません。
リスクの高い商品と、リスクの低い商品に、どれだけの比率の金額を割り当てるか。
この比率は人それぞれになりますので、上記の基準を参考に、自分にあった最適なポートフォリオを組む事をお勧めします。
オススメの安眠グッズは以下になります。
安眠グッズには投資すべきです。人生の3分の1が睡眠時間なのですから。
お勧めの睡眠書籍