トヨタ生産方式は日本が世界に誇る生産システム 20%仕事のコストダウン
トヨタ自動車が開発した「トヨタ生産方式」はご存じの方が多いかと思います。自動車など製造業のラインで活用されているのは有名ですが、製造業以外、例えば知的生産の仕事や事務作業など、あらゆる仕事で使うことが出来ます。トヨタ生産方式を取り入れるとコストダウン、仕事の作業性が上がり、新たな時間を生みすことが出来ます。このように、以前より生産性を良くすることを「改善」と言います。
改善によって、悪いところを直していくと、次の悪いところが見えるようになる。そこをまた直す。これを繰り返すことになるので、改善に終わりはなく、永遠に続いていきます。
改善の基本的な考え方の1つ、「ムダを省く」。これをどのように使えばいいかを考えてみます。
小さなムダを削っていくと、イノベーションが起きる。
ムダを削るには、細かく仕事を分解し、分析する必要があります。この過程でもっと他の方法はないのか?違うやり方は無いのか?と考えることで従来と違うアイデア、手法が発見され、イノベーションがが起こります。
その手法として、なぜなぜ分析があります。
なぜなぜ分析
自問自答を繰り返すと真の原因がつかめ、効率化できる。
なぜ、この工程が必要なのか。なぜ、この過程が必要なのか。
なぜ、この書式でないといけないのか なぜ、この方法でないといけないのか。
なぜ、なぜと何回も繰り返して自問自答していくといずれムダがあぶり出されることになり、省けるものが出てそこを変えます。この小さな変化が起こると、それを起点に大きな変化につながっていきます。これらの過程でイノベーションが起こります。
仕事を文書化する。
文字で書いて仕事を明文化する。製造業でいう、工程表みたいなものです。
仕事の流れを活字化することで、仕事の詳細が見えるようになります。これを「見える化」といいます。「見える化」は問題をあぶり出す、最も基本的なことです。
特に、IT企業などの知的労働の場合は「見える化」を軽視しがちです。すべて個人の頭のなかに仕事の工程があります。仕事が見えないと改善するためのムダが見えないので、改善が進みにくいのです。
反復作業を探す
文書化できたら、次に「反復作業」を探します。どんな仕事でも必ず反復作業がありますので、そこを改善します。改善してしまえば、あとはずっと改善効果が継続し、積み重なると大きな効果を発揮していきます。
ルールを作る。
ルールがないと、工程が決まりません。ルール通りに仕事を運用することで、悪いところが見えてきます。悪いところを改善することによって、効率化が進んでいきます。
まとめ
トヨタ生産方式のほんのごく一部ですが、紹介しました。仕事やプライベートでもトヨタ生産方式の「改善」を取り入れてみたらいかがでしょうか。人間の時間は有限です。改善によって自由な時間が増えて、充実した人生になると思います。
おすすめ本
トヨタ生産方式の生みの親、大野耐一氏の著書です。40年以上に渡り読み継がれる、歴史的名著です。是非参考までに。
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