TPPとはなにか。最近中国や台湾が加入申請を発表しています。TPPはどんなものなのでしょうか。まとめてみます。
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TPPは多国間の通商協定
目的
関税をなくす。投資のルールを透明にして、貿易と投資を活性化する。
参加国 11カ国
日本 カナダ メキシコ ペルー チリ ベトナム ブルネイ
マレーシア シンガポール オーストラリア ニュージーランド
加盟交渉
イギリス
加盟申請
中国 台湾
現状はざっと上記のようになります。TPPに入ることで、投資や貿易のメリットを大きくしようとする多国間協定です。
米国はトランプ大統領の時の2017年1月に離脱しましたが、日本が取りまとめ役になり、2018年12月に発効しました。
中国が加盟申請している理由
中国がここにきて、加盟を申請している理由は何でしょうか。
アメリカが脱退した事によって、アジア、太平洋貿易で主導権を握り、経済的な影響力の拡大を狙うことが目的だと考えられています。
しかし現状では中国は加盟交渉が難しい壁があります。参加には加盟国すべての同意が必要というルールがあるからです。
中国はすでに加盟しているオーストラリアと通商摩擦で対立、ベトナムとは南シナ海の領有権で対立しています。この2国からの同意を得られることは難しいのではないでしょうか。
しかし南シナ海の領有権で対立しているベトナムは、TPPへの加盟申請について「経験と情報を中国と共有する用意がある」と述べ、加盟支持を示唆しました。中国はベトナムにとって輸出は2位、輸入で最大の貿易相手国。、経済面の結びつきは年々強まっています。
オーストラリアは、中国のTPP加入を巡り、政治問題と絡めたオーストラリア産品への制裁関税などを解かない限り、交渉入りに応じられないとの立場を表明しています。
ただし相手は中国。一旦はオーストラリアの要求を飲むかもしれませんが、加盟が実現してしまうと手のひらを返すことは容易に想像できるのではないでしょうか。
台湾が加盟申請している理由
台湾は中国の発表直後に加盟申請した理由
中国に加盟申請に遅れると、加盟が困難になる。
蔡英文総統は、2016年就任からTPP加盟に意欲をしめしていました。
理由としては、台湾経済は中国に大きく依存。全体の輸出額の約44%が中国です。中国への依存度を弱める狙いもあります。
中国は台湾の狙いも承知していると思います。中国は台湾を国として認めておらず、中国の一部との考えを持っています。台湾の加入に関しては、阻止する動きをしてくることは十分に考えられます。
TPP議長国を務める日本の舵取り
日本は、「中国については見極める必要あり。台湾については歓迎する。」との意向を示しています。
加盟国の中にも中国の加入を歓迎したり、反対したり温度差があります。加盟国の足並みを乱すことは避けなければなりません。日本は難しい舵取りを任されることになります。中国の加盟が本当にメリットになるのか。取りまとめ役の日本は、総合的に判断しなければならないと思います。
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