【米国の連続増配株】VIGの特徴/VOO/QQQ/VYMとの比較。




連続増配株で有名な米国株のETFであるVIG。良い業績を常に出し続け、不況に強い優秀な銘柄です。そのような銘柄を集めたETFが通称VIG、バンガード米国増配株式ETFです。米国株には優秀なETFがたくさんありますが、それぞれ特徴があります。優良企業ETFであるVIGの特徴と他のETFとの比較をしてみました。

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1.VIGの特徴

VIG(バンガード・米国増配株式ETF)は10年連続増配の銘柄のみを選んで作られたETFで、安定成長の値上がり益と配当が見込めます。

①投資する株式数 267銘柄

②経費率 0.06%

③配当利回り 2.01%

④配当金支払月と支払回数 3月、6月、9月、12月の計4回

分散銘柄数は267銘柄と多く、経費も安い。購入して維持するにはコストが安く、安全ではないでしょうか。

 

構成銘柄

順位 銘柄名 組入比率
1 マイクロソフト 4.72%
2 ジョンソン&ジョンソン 3.81%
3 ユナイテッドヘルス・グループ 3.75%
4 JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー 3.29%
5 プロクター・アンド・ギャンブル(P&G) 3.28%
6 ホーム・デポ 3.25%
7 ビザ 3.05%
8 ペプシコ 2.02%
9 ブロードコム 2.00%
10 コカ・コーラ 1.98%

長期に渡って利益を出し続け、成長し、配当も増やし続けた企業です。長期間配当を増やし続けられるということは、大きな不況時にも致命的なダメージを受けず、不況につい良い側面があります。すなわち人々の生活に必要なものであり、代替えが容易でない商品を扱っていて、価格競争力のある強い企業ということが言えると思います。



分配金

配当落ち日※ 支払日 1株あたりの配当
2021年12月20日 2021年12月23日 0.7725ドル
2021年9月20日 2021年9月23日 0.6995ドル
2021年6月21日 2021年6月24日 0.6750ドル
2021年3月22日 2021年3月25日 0.5131ドル

一年間で、一株当たり2.6601ドルの配当金を得られます。

※配当落ち日の前日までに購入すれば、配当金がもらえます。




2.VIG 株価チャート(2022年3月11日)

長期的に右肩上がりの株価を示しています。

期間別のパフォーマンスは

1カ月 ー3.38%

6か月 ー4.36%

1年 +5.47%

5年 +67.80%

最近でこそ大きな下落相場なのでマイナスですが、5年で株価は約3倍になっています。非常に強い銘柄を選定したETFです。

3.VIG 構成銘柄セクター

情報技術 19.90%
工業製品 14.90%
金融 14.60%
ヘルスケア 14.40%
生活必需品 14.10%
耐久消費財・娯楽 11.30%
材料 5.20%
公益事業 3.20%
サービス 2.40%

情報技術、工業製品、金融、ヘルスケア、生活必需品など、均等にセクターが分散されており、安定性が非常に高いと考えらえます。




4.VIG/VOO/QQQ/VYMとの各項目を比較

VIGと優秀な米国株のETFと各項目を比較してみました。

VIG/VOO/QQQ/VYMの特徴

VIG(バンガード・米国増配株式ETF)は米国の10年連続増配の銘柄のみであるETFで、安定成長の値上がり益と配当が見込めます。

VOO(バンガード・S&P 500 ETF)は、米国の米国大企業の優良企業500社に連動する指数、S&P500に連動する王道のETFです。

QQQ(インベスコ・QQQトラスト・シリーズ1)は、米国のナスダックに上場している時価総額が最大規模の非金融企業100社を含 むナスダック100指数に連動するETFです。指数はコンピューターハードウエア ・ソフトウエア、通信、小売り・卸売り、貿易、バイオテクノロジーなどの主要業界の企業を反映しています。

VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)は米国の大型企業の高配当株ETFであり、安定した配当が期待できます。

VIG/VOO/QQQ/VYMの特徴比較

VIG VOO QQQ VYM
①投資する株式数 267銘柄 507銘柄 100銘柄 410銘柄
②経費率 0.06% 0.03% 0.20% 0.06%
③配当利回り 2.01% 1.59% 0.61% 3.46%

経費率はVOO>VIG=VYM>QQQの順にコストが小さく優秀です。

配当金はVYM>VIG>VOO>QQQの順に高いです。

 

VIG/VOO/QQQ/VYMの期間別パフォーマンス(株価値上がり益)

※2022年3月11日時点のパフォーマンス

VIG VOO QQQ VYM
1カ月 -3.38% -4.33% -6.64% -1.96%
6か月 -4.36% -5.94% -13.80% 2.06%
1年 5.47% 5.95% 1.75% 6.78%
5年 67.80% 76.68% 146.34% 37.31%

過去の実績では長期的は上昇相場であったので、

5年間での値上がり益は、QQQ>VOO>VIG>VYM

となっています。

ただ最近の金融引き締め、ロシアによるウクライナ戦争によってコモディティ関連が上昇し、下落相場入りしたことによって、直近6カ月での成績で見ると、VYM>VIG>VOO>QQQと見事に逆転しています。

その時々の景気によってパフォーマンスに差が出ていると考えられます。




VIG/VOO/QQQ/VYMの組み入れ上位銘柄比較

VOOとVYMは時価総額の高い企業の比率が高いです。巨大ハイテク企業、アップル、マイクロソフト、グーグルなどの通称GAFAMが含まれています。逆にVIGにはGAFAMのうち、配当が出ているマイクロソフト1社のみです。VYMには時価総額の高いGAFAMが含まれておりません。

VIG/VOO/QQQ/VYMのセクター別の比較

各ETFをセクターごとに分けて見ます。

VIG,VOO,QQQともに情報技術関連のハイテクグロース株の銘柄が含まれていますが、QQQ>VOO>VIGの順番で比率が増えています。金融緩和の時はグロース株は順調に伸びていきますが、金融引き締めの時は逆となり、VIG>VOO>QQQの順に変わっていくと考えられます。VYMには情報技術関連の銘柄が含まれておらず、金融引き締め時(テーパリング)では金利が上がるので、銀行株などの金融株が上昇していくと思われます。

従って値上がり益は

金融緩和時はグロース株の多い銘柄ほどパフォーマンスが上がるため、QQQ>VOO>VIG>VYM

金融引き締めの時はバリュー株のパフォーマンスが上がるため、VYM>VIG>VOO>QQQ

になりやすいと考えられます。




5.まとめ

今回は各ETFの値上がり益や配当金、セクターなどについてまとめてみました。VIGはどんな時でも配当金を上げられる力のある、景気に大きく左右されない企業が多く分散されて含まれているので、今後も安定して値上がりしていく事と、配当金も増えていく事が考えられます。値上がり益はVOOとQQQには若干及ばないものの、十分な値上がり益も見込め、配当金も多めにもらえますし、ポートフォリオの一部に組み入れておくには良いのではないでしょうか。米国株には優秀なETFが多いです。自分の投資方針からどんな分野が伸びていき、そしてどの銘柄を選んで買うのか。決めた銘柄をどのような比率、金額で買うのか。投資は未来に対してするもので、自己判断、自己責任でするから面白いのです。

 

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